magisyaのブログ

小説となぞなぞを投稿してます

2023-01-01から1年間の記事一覧

フランケン・アヒム・シュレイネーゼのラストアタック

「当然それ以外にも理由がある」 「何だリキ?」 「情けない話だ……一人では唱えたくても……唱えられない……のだ……」 「えっ?」 「な?」 「足りないのだ……」 「足りない? え? ま、まさかMPが足りないの?」 「ああそうだ……普通に考えてこの体格の男の最大MP…

〇〇〇〇〇〇

「そなた……いったい何故? ワシは幻でも見ているのか?」声の方を一斉に向くと何と市田が立っていた。 「市田さん? 生きていたの?」 「おうよ!」未だかつて無い程に自信に満ち溢れたおうよである。 「そなた本物なのか?」 「市田さん!! よかった……」 …

動機 後編

「おご草と|天草《てんぐさ》で作られた最高級寒天【白雪】だ」 「し、しらゆきぃ? な、何よそれ! 何でそんな物を? それが殺人に関係あるの? 寒天って凶器になるっけ?」 「それをアマゾンプライムアメリカで注文したのだが、直接この屋敷宛で届ける事…

動機 前編

「ああ、ワシが犯人だ。よくぞここまで推理した。実の所平然を装っていたが、君が紡ぎ出す推理一言一言に驚いていたのだよ? 君は本当に想像だけであれほど正確に……まさか殺人現場を後ろで見ていたのか? と錯覚する程に完璧だった筈。ワシもその当時気分が…

筈≒箸?

「これでは話が進まぬか……では教えてやるとしよう。アリサ。君は今までに何と7回目の筈べき行為……違ったなw 恥ずべき行為をしていた訳だなwまあ想像でここまで話せるスキルは素晴らしい。だが人はそれを【言いがかり】と言うのだ。さて……どこまで増えるかな…

涙の理由

「ん? アリサ? フンガーの癖に。とは? どういう事だね? ワシ程度の頭の悪そうな男風情が詳しくコーヒー豆の焙煎度合について語った事がそこまで気に入らなかったのか?」 「え? ……あ!」思わず口をつぐむ 「それにワシの名はフランケン。君自身でそう言…

疑う理由

「それでさっき私の部屋で謎が解けたと叫んだ後、突然泣いていたのかーリ……」 「ええ、そうよ。なのに、現実では喋れない。まあ少しずつ言葉を覚えて来ている感じは出していたけど、本当は喋れるんじゃないか? って思うようになった」 「そ、そうだとしても…

アリサ VS ????

おはこんばんちわ。語り部だよーん。この先、犯人の名前が語られる。まだ見たくないと言う方はここで戻る事も可能だ。見たいと言う方はお手数ではあるが下にスクロールして、その真実を確認してほしい。 「……信じ……られなかったよ……フンガー!」アリサは震え…

アリサ VS ????

おはこんばんちわ。語り部だよーん。この先、犯人の名前が語られる。まだ見たくないと言う方はここで戻る事も可能だ。見たいと言う方はお手数ではあるが下にスクロールして、その真実を確認してほしい。 「……信じ……られなかったよ……フンガー!」アリサは震え…

閃き、迷う

ガチャ「ただいまー」 「アリリちゃんか? お帰りーリ。大分激しい戦いだったーリ? ん? 何でお腹が膨れているんだーリ? アリリちゃんは排便で逆にお腹が大きくなってしまう特異体質なのかーリ?」 「そ、そんな所よ」(やめてーそんなにお腹を集中して見…

こっそり解読ぅ♡

盗んだ。いや、ちょっと黙ってお借りしたネクロノミコンを市田の部屋で読むアリサ。 「よし、じゃあそろそろこれを読もう。これがメインだ! 私は死の呪文で市田さんが殺されたと思っている。だからゆっくり誰にも邪魔されず解読したいから黙ってちょっと借…

単独行動

ーーーーーーーーーーーーーメデューリの部屋ーーーーーーーーーーーーーーー 3人はメデュ-リの部屋で一泊する事となった。女三人寄れば文殊の知恵……だったか? ちと度忘れしてしまった。だが、殺人事件が起こった直後。皆の表情も暗い。 「布団は本棚の空…

3……の……による……もしくは……による……の、は、もしくは

3……の……による……もしくは……による……の、は、もしくは 「あ? ノックしてる? もしかして刑事さん来たのかも?」 「僕が迎えに行くニイ」暫くすると刑事が二人でやってきた。 「あー警視庁捜査一課の竜牙です。死体があるとの報告を受けここに来た訳ですが………

あれぇ!?

ガチャ 「あっ虎ちゃん?」 「さっきの人ーリ? もう検視が終わったーリ?」 「そうよ。この子。とっても優秀なんだよ」そうであろうか? 「……あのねえ、褒めてもらったのは嬉しいけども、年上の極上の美人お姉さんを捕まえて、子って言い方はないガル。私は…

神施魔法

「お邪魔します!」アリリが向かったのはメデューリのいる部屋だった。何を考えているのだろう? 「また君かーリ。折角ゆるりと読書が出来ると思ったと言うのにーリ」 「待機する部屋が無くってさあ……廊下で棒立ちじゃヒロインとしておかしいし……ってか死体…

捜査開始

「戻ったわ」 「何か分かったカニ? てか早いカニ」 「大体ね。誰も死体とか触っていないよね?」 「勿論ドフ」 「リキ!!!!」 「大丈夫だニイ」 「じゃあ私も調べるからね? もし怪しい所があったら指摘してよ?」 「分かったドフ」死体の周りを調べるア…

市田の部屋へ

「お腹も一杯になったし部屋に帰ろうかなあ……って! そう言えば私の泊まる部屋ってまだ決まってないよね? どこか空き部屋になるのかしら?」 「そう言えば無いドフ。ん? と言うかアリリちゃんは今日ここに泊まるのドフ? アドバイザーの仕事が終わって食事…

開演

「ハァ……まさか、1つどころでは無く199……じゃない……200個も間違いがあったなんて……まあネズニ君の力で143……違う違う……144個に落ち着いたけど、それでもそんなにあったなんて信じられない……想定外だ……流石にこれは良いとは言えないね……改善の費用はどうなるん…

それぞれの過去

「そうだ質問があるピカ! アリリはどうしてここに来たんだチュウ?」 「ん? それはね、フンガーがボケ人間コンテスト終わりでお礼に家に来いって誘って来たの。でも帰るつもりだったのに、その途中でママに電話が掛かって来て。多分仕事の。で、その電話を…

2回目の夕食タイム

「じゃあお手数ですが食堂に戻りましょう。場所覚えてますよね?」 「はいっ!」 「助かるカニ。お腹減ったカニ」 「あれ? オオカニ君はさっき食べたばかりですが?」 「食べてないカニ。食材を見せられただけカニ。それどころか今日は過去最高で色々な種類…

窮鼠、猫に噛まれる!? 後編

やっほー、語り部だ。前回の続きである。前回、今話中で最大の偉業、そして山場とまで噂されていた、アリリのこの屋敷に対する改善点を200個にも及ぶ膨大なつっこみを施すという大事件。 【恐怖の200連続|難癖《なんくせ》事件】 が起こった。その余りの多…

窮鼠、猫に嚙まれる!? 中編

前回衝撃のラストだった訳だが、覚えていない方の為にも軽く語る……アリリが……ネズニを攻撃した……金の斧で……ぬう? いつもの語り部さんらしくないよ! であるだと? そうか……しっかりと語れておらぬか? だが事実なのだ……アリリは現在犯罪者……詳しくは前話を…

窮鼠、猫に噛まれる!?

前回から更に3話遡り、この屋敷にはざっと200個位改善すべき点がある。と、アリリは言い放った。誰もがまさかそんなに沢山もある筈がない。と、思っていたが、彼女は構わず口を開く。そこから紡ぎ出される言葉一つ一つは、まるで今、それぞれの住人達の部屋…

アリリ恐怖の200つっこみ♡ NO.135♡~NO.200♡

「う、うう……グルルルル」今にも叫び出しそうにしているアリリ。何故か従順に市田の提案した休憩を受け入れている。だが、その様子は明らかにおかしい。まるで中に別の人格が入っていて、それがアリリと争っている様に感じるのだ…… 「フフンケン!! コヒー…

アリリ恐怖の200つっこみ♡ NO.68♡~NO.134♡

前回の続きである! 恐らく皆さんは、つっこみと言う傘に守られ放たれる大量の不快に感じるワードを目にするかも知れない。読み進めるにつれ頭痛、片頭痛、頭の痛みを伴う可能性は高い。だが、それはアリリが幼いが故に言葉の制御が出来ないのだ。今のアリリ…

アリリ恐怖の200つっこみ♡ NO.1♡~NO.67♡

☆♥語り部からの注意とお願い★♡これからアリリがこの屋敷を一通り周って感じた私的な指摘を詞的に|融通無碍《ゆうずうむげ》にする様だが、果たしてタイトル通りしっかり有言実行出来ているのか? そしてそれを明確にする為に今回のみ幾つかの決まり事を設け…

フランケン × 家庭科室? 2

「で、アリリちゃん。この部屋のどこか何か気になる事はあるかい」 「あっ! そうよね急いで見て回ろっと……あ? 水槽があるうw色々なお魚達が泳いでいるね♡じゃああれかしら? コホン……♪好きだと言わせて吉田沙代里さんー♪たいしたもんだよ鈴木良成君ー♪|…

フランケン × 家庭科室?

「お次はこの部屋だよ」 「まだあるの? もうお腹一杯よ。疲れたー……だけどお腹減ったわ」アリリにも疲れが出てきたようだな。確かに若いとは言え、流血沙汰を起こした後に幾つもの部屋を歩き回るのは正直しんどいのだろう。 「ま? どっちなんだい?」 「始…

メデューサ × 図書室? 3

迂闊に呪われた本を触り、取れなくなってしまいましたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「そう言えばこの手があるかもしれないーリ」 「なに? 早く教えて!」 「解呪の呪文を使う―リ。それ以外に方法は無いーリ。誰か使える人はいる―…

メデューサ × 図書室? 2

前回の続きである。「さあ疲れは取れたでしょ?」 「ええーリ」 「よし、ミスティックワードの意味をそろそろ教えてくれるよね?」 「うむ、その本には読み仮名がおかしい漢字。特に漢字検定一級に登場する理不尽な感じのする漢字をまとめた本だーリ。例えば…