magisyaのブログ

小説となぞなぞを投稿してます

18話 真田行照代

7章 事件発生

 

 

アリサは、皿をテーブルの上に置き

橋本の鳴き声と、女性の悲鳴の聞こえた方向へ

走っていった。

 

 皆さんは、楽しくビュッフェを満喫している

最中に突然会場内に響く女性の悲鳴を聞いた時

どうするだろう? 

 

当然不安に思い

現場に走り出そうとはしないであろう。

勿論私もそうである。先ずは警察を呼び

到着してから初めて恐る恐る様子を見る。

それが普通だと思うのだが、アリサは違った。

別に競争相手が居る訳でもないが

何も考えずに全力疾走する。

そう、もはやこの子は異常なのだ。

 

金色の腰まで伸ばした髪、青い瞳、白く透き通った肌

虫も殺した事の無い様な華奢な腕。

一見、黙っていれば清楚なお嬢様といった風貌の彼女。

しかし、まだ齢11と若く、あどけない顔ではあるが

過去にも色々な事件に首を突っ込み

それが原因で怪我をしたり

危ない目にも遭ったりしたせいもあり

どこか風格が漂っている。

だが、それらの経験が不撓不屈の勇気を

その小さい体に宿している。

過去の怪我などのトラウマ等は彼女には無い。

そう、彼女の人生は

横スクロールで強制スクロールのシューティングゲーム

後ろなど振り向く訳もない

そのせいか同世代の女子はおろか、男子と比べても

生傷の量は比べ物にならない。

異常なまでの未知への探究心、好奇心、知的探求欲。

その為に危険な目に遭おうがいとわない。

彼女には関係無いのだ。

刑事の両親だけでなく松谷修造の教えを守り

正義を貫く幼女。それが

この話のヒロイン、鏑木かぶらぎアリサなのだ。

 

アリサは、食事スペースに到着。

少しずつ野次馬も集まってきている。

そこには、5階の廊下でアリサを怒鳴っていた女が

うつ伏せで倒れていた。

女は、サラダやステーキ等を

盛り付けた皿を落とし倒れていた。

食事する準備は整っていたようだ。

だが皮肉にもそれらは本人の胃袋に入る前に

床に全て散乱していた。 

 

ママも騒ぎに気付きやってきた。アリサを見るなり

 

「アリサ大丈夫?」

 

「あっママ! 大丈夫だよ。

うつ伏せで分かりにくいけど、あのおばさん

さっき私を怒鳴った人だよね?」

 

アリサの言葉にその死体をじっくり見るママ

 

「本当だわ。よく見たらそうね。

何があったのかしら?」

 

そんな話をしていると、2分位遅れ

八郎とその彼女も集まってきた。

 

「先輩、何かあったんですか? ひいっ? 死んでる?」

 

「あら、八郎君も来たのね? 

私も今来たばっかりで良く分かっていないのよ

気絶しているだけかもしれないし」

 

「そうなんですか」

 

「八郎君、私なんだか怖いわ」

彼女が怯えながら八郎に話す。

八郎のTシャツの袖をちょいちょい引っ張っている。

 

「そうだな。玉子たまこ、じゃあ部屋に戻ろうか?」

 

「うん、でも人が大勢いる所で

下の名前を呼ぶのはやめて、恥ずかしい」

容姿は美しいが、名前が古風な感じの女性。

まるで、斉藤隆之と真逆だなとアリサは思った。

 

「そうか? この名前可愛いと思うのに。

先輩、オイラ達は部屋に先に戻っています」

 

「そうね、警察が来たら事情聴取は

刑事の私が受けるわ。八郎君

もしかしたら毒が入っているかもしれない

食べ物には触らないように帰ってね」

 

「了解です」  

八郎達は一礼し、野次馬の間を掻き分け帰っていく。

暫くすると、誰かが通報したのか警察がやってきた。

するとママは 

 

「ちょっと話聞いてくるね」

 

と鑑識の所へ行ってしまった。

警察手帳を見せ話を聞いている。

ママが居なくなった後アリサも何か変な所は無いか

女の死体の辺りを調べる。

 

「うーん」

散らばった料理の中、かじり掛けの野菜が落ちていた。 

先端は赤みが掛り、下の方に行くと緑色の2色の野菜だ。

多分これに毒が入っていたのかもしれない。

暫くしてママが戻ってくる。

 

所持していた免許証から、女の名は

真田行まだいき 照代てるよ30歳と判明。

浅利新聞の新聞記者で、最近は

各地のビュッフェの取材をしていた様だ。

髪型は、ショートのウエーブパーマで

赤く染めている

服装は、上は半袖の白のブラウス

下はデニムのショートパンツで

スマホを持ったまま倒れている。

 

5分位経った。騒ぎを聞きつけ

オーナーも小走りでやってきた。

 

「橋。本やこ。こにいた、んですね

一体ど。うしたんです、か?」

 

橋本を抱き上げ

その後、倒れている女を発見するオーナー。

 

「これは? な、なんとい。う事だ、私のホ、テルで

殺人事件が起き。てしまうなんて・・こ。んな事が

世間に知ら、れてはこの私のホテ。ルはお終いだ・・」

ガクッ

床に座り込み、天を仰ぐオーナー。

相変わらず言葉を変な所で区切っている。

そして妙に

「私のホテル」

という事を強調している気がする。

 

「ハシハシッ ハシハシッッ」

 

一方橋本は、オーナーの周りを

ぐるぐる回り吠えている。

 

しかし、床に座り込んだオーナーは

まるで床になされた巻き○そそのもので

ビュッフェの料理を食らい尽くした

礼儀知らずの巨人の排泄物と勘違いしてしまいそうだ。

辛うじて白髪のお陰で、巻き○その形こそすれども

ギリギリ人間として識別できるが

髪の毛をこげ茶色に染めたら正に巻き○そである。

 

「あ、あ。っ、私の隠れユッ。キーが黒、く

塗り汚されて。いる?誰がこ、んな酷い。事を・・」

 そして、天を仰いだ時に、目、鼻、口が黒く

塗られたユッキーを発見。踏んだり蹴ったりのオーナー。

しかし、これはアリサの頭脳とロウ・ガイの妙技の

組み合わせで何とか成し得た努力の結晶なのだから

落ち込まずに褒めて欲しい位である。

 

「気の毒に、でもホテルの心配ばかりね。

被害者の心配も少しはして欲しい物よね」

ママがオーナーを見ながら言う。

 

暫くして、身長190近い大男と

その部下らしい男がママの元にやってきた。

 

「どうも、私は捜査一課の竜牙昇りゅうがのぼるといいます。

第一発見者が気絶してしまい、話が聞けないのです。

それと犬も同時に発見したみたいです、ですが

いくら第一発見者とはいえ、犬では喋れませんし

目が覚めるまで知っている事を

お聞かせ願えませんでしょうか?」

 

 竜牙と名乗る刑事が、警察手帳を見せて言う。

警視庁の刑事らしい。

筋肉質でがっしりした体格なのだが

オーナーと違い健康そうな肌色で

髭はしっかり剃っている。

ただその姿から頭では捜査せず

体力の限り突っ走る体育会系の刑事かな? 

とアリサは思った。

 

「ええ 私で良ければ。えーと・・私は

騒ぎを聞いてすぐに駆けつけたわ。

娘と知り合いの男の子とその彼女もそこにきて

2人は部屋に戻ると言って帰って行ったわ。

鑑識とも話したけど

毒を飲んだ可能性はあるって話だったわね」

 

「そうですか、うーむ。大体わかりました。

しかし、とんでもない犯人ですね

不特定多数の人が食事をするビュッフェで

毒などを入れおって! 絶対に逃がさんぞ! 

うおおおおおおお」

竜牙は怒りながらどこかへ走っていった。

 

「どこかへ行っちゃった・・ 

それにしても可哀想に。相当苦しかった様ね」

 

「また何処かへ行ってしまいました・・

先輩いつもああなんですよ。

被害者の姿を見れば怒るのは仕方ないでしょうけど」

付き添いのもう一人の刑事が汗を拭いながら言う。

竜牙とは対照的に線が細く、七三分けで色白な男だ

頼りがいはなさそうだ。 

 

「そうよねー。しかも、野菜を一齧りしただけで

メインのお肉を食べる前に死んでしまうなんて

何て可哀想なのかしら」

 

「私、新米なので一人では出来そうにないので

ちょっと追いかけてみます」

自信なさげにそう言い

もう一人の刑事も去っていった。

 

女は、うつ伏せでも

歯を食いしばっている表情なのは何とか分かる。

しかし普通にしていれば

かなりの美人たと思われる。

ママはその、鬼の様な形相で倒れる女の元へ近寄る。

 

すると。

 

女が突然ムクリと起き上がってきた。

 

「!!!!」 

 

一同騒然である。 

女は、立ち上がりママを見てこう言った。

 

「まだいきてるよ!」

 

相変わらずの大声で、その女の本名と全く同じ響きでの

生存報告がビュッフェ会場内に響き渡る。

 

「ひっ、すっすいません。

鑑識の話では毒をお飲みになったとの事でてっきり・・」

その透き通った力強い声に萎縮し

自分が刑事という事を忘れ、敬語になるママ。

 

「ゲホッゲホッ。まさか、まだ30よ。ゲホッ。

この若さで死にたくないわ。それに純情な乙女なのよ」

生きてはいるが、かなり苦しそうな様子の照代。

 

「魔法使いだー」

と容赦ないアリサ。

 

「それは男の話でしょ

女はいつまで経っても乙女なの。グホッ」

 

「じゃあ魔女だー」

何故か突っかかるアリサ。

前に5階で怒鳴られた事を根に持っているのだろうか?

弱っている今なら弱い自分でも戦える。

そう思ったのだろうか?

 

「このちびっ子、せめて美魔女と言いなさい!!

はぁ、ツイートしておくか。死に掛けナウっと。

グボォ・・うわぁ、酷い顔。

美人でも死に掛けるとこんなに酷くなるのね

あら、白線よ!これ私の?

私こんなに太ってないわよ」

照代は、蒼白な顔を自撮りし

ツイッターに書き込み始めた。

そして床に貼られた自分の体を囲った

白線にも文句を言う

酷いと分かってるその顔を

SNSに平気で晒すのはどうなのだろうか?

 

 「え? ちびっ子って誰よ! どこどこ?」

キョロキョロ辺りを見回すアリサ。

 

「アリサ!! 喧嘩しちゃ駄目。そしてね

ちびっ子って言うのは、残念だけどアリサに言ったの

周りは大人しか居ないわ。現実逃避しちゃだめよ。

生死を彷徨ったばかりの人を興奮させてはいけないわ」

ママが仲裁に入る。

 

「だってぇ」

 

ママは続けて照代に事件の事を聞いてみた。

「取りあえず生きていて良かったわ。 

警視庁の刑事さんが、さっきここにいたんだけど

2人共何処かへいってしまったので

私が代わりに話を聞きたいんだけど、今話せる?」

ママが警察手帳を照代に見せながら言う。

 

「少しふらふらするけどいいわよ」

 

「ありがとう。一体何があったの?」

 

「食事していたら急に意識が無くなったのよ」

 

「何を食べた時か分かる?」

 

「確かサラダよ。いつも野菜から食べる様にしているの。

その事は、私のツイッターでもツイートもしてるのよ。

べジファーストっていうのよ。

その方が血液中の糖の値が上昇を防いでくれるし

脂質を吸収するのを抑えてくれるのよ。

刑事さんも、食事する時は野菜から食べなさいよ

いい? べジファーストよ?」

 

「え? ええ、で、そのサラダはどこで取ったの?」

 

「洋食のコーナーでござるよ」

!?

 

「ご、ござる!?」

突然のござるに言葉が詰まるママ。

 

「あ、いけない。田舎の訛りが出ちゃった。

気にしないで。あ、これ私の名刺よ

何かあったら連絡してほしいの。ツイッター

フォローしてよね! 絶対よ!」

 

ツイッターのIDも書かれている名刺を受け取るママ。

 

「どうも。じゃあそのシェフに

事情を聞いてみる必要がありそうね

ありがとう。

全く、休みの日位ゆっくりしたい筈なのに

どういう訳かじっとしてられないわ・・」

照代に一礼し

一番外側にある洋食コーナーに向かうママ。 

 

アリサはママに付いていかず立ち止まって考えていた。

そして、ふと思い出す。 

(そういえばあのおばさん、変な紙切れを

誰かに送りつけられ怒っていたわね。 

今回の事件に関係あるのかな? 

詳しく聞いてみようかな?)

 

 するとそこへ一人の女が照代の元へやってきた。

20代後半の女性で、眼鏡を掛けている。

髪は黄色と黒の2色で縦縞模様に染めている。

虎を意識しているのだろうか? 

服装は、青い作業着の様な服装であるが

何故かその上に白衣を着ている。

暑くないのだろうか?

 

「やあ。死体が生き返ったと聞いて飛んで来たガル」

ビュッフェ内の食事を調べていたのだが

照代が息を吹き返したと言う噂を聞き

仕事そっちのけで照代の元へやってきたのだ。

そして語尾にガルを付けているようだが?

どうやら虎を意識している様だ。

 

「私は一度も死体になってないわ。

ゲホゲホ、あんたは誰よ? 凄い髪型ね。

何を意識したのか知らないけどイケてないわ

私のように燃えるような赤い髪色こそが至高なのよ

まだ間に合うから赤色に染め直しなさい。

後、ガルって何よ? 虎に成り切っているの?」

一度は起き上がった物の

まだ毒が体に残っているのもあり

フラフラと席に座りながら話す照代。

 

「私は鑑識の美薬みやく 虎音とらねというガル。

これは私の実績で貰った物ガル

優秀な鑑識は自由な髪型が出来るガル! 

これは虎をイメージした物ガル

赤なんて野蛮ガル、それだけは無いガルよ

虎の様に強い女になりたいガル!」

 

「鑑識に強さ要る?」

 

「それにしても あれを飲んで生きてるとは凄いガル。

0.1ミリで、鯨も死ぬ位の猛毒ガルなんで 

脈を取るまでもないと思って取らなかったガル」

それを聞き、照代は思わず立ち上がる。

 

「アンタまさか脈を取らずに死亡と断定したの!?」

 

照代の顔が大きく膨れる。

 

「もちろんそうガル。

あの毒で生きている人間はいないんだガル!」

 

「あなたばかぁ? し、しかしまだ苦しいわ。

あんた解毒薬とか持っていない?」 

そう言うとまた、ふらふらと席に座る。

 

「解毒薬ガルかあ、あなたばかガルかぁ?

臨場に解毒薬を持ってくる鑑識はいないガル。

残念だけど、こっちは現場を調べる為に来ているガル。

死体が蘇るなんてそう起こらないガルし。

余計な荷物は持ち込まないガル。

誰か物好きな鑑識が居るかガルー? 

まあ一応後で誰かに聞いてみてはあげるガル」

 

「そう」

諦めの表情になる照代。

しかし、虎音は馬鹿呼ばわりされた事を

まだ忘れていない様で照代に反論する。

 

「あんたは私を馬鹿呼ばわりしたガルけどね。

脈なんか取らなくたって

私は死体を星の数程見てきているガル。

いわば死体は友達ガル。

だからあんたを見た瞬間に分かったガル。

こいつはもう死んでるガルってね。あんたの体からは

死体の放つ特有のオーラが出ていたガル。

間違いないガル、おめぇはもう死んでるガル!!」

生きている人間に対して言う事ではないと思うが

自信満々に間違えた事を言う虎音。

 

それを聞いた照代は大きく溜息をつき

馬鹿女にこう言った。

 

「死体は友達ってキャプテンつかさ

ゴールは友達のパクリだし

オーラはハソター÷ハソターのパクリでしょ? 

そして極めつけはおめぇはもう死んでいるは

死村のケソのケソシロウの決め台詞のパクリでしょ?

お前は偉そうな事を言ってはいるが

結局少年ジャソぺの影響を受けただけの

自分の考えを持てない愚かなパクリ女だわ。

そうだ、愚かな女発見ナウっと、ツイートツイート。

ゲホゲホッ」

照代は愚かな虎音を勝手に撮影し、ツイートを始める。

 

虎音は、拳をプルプル震わせながら反論した。

「こら! 勝手に人を撮影して

ツイートしないで欲しいガル

全く、仕方ないでしょ。

私は4人兄弟の末っ子で残りは全部男

少年ジャソペ位しか読む本がなかったガル。

知ってる? 末っ子に選択権は無いガル。

あんただって、あなたばかぁ? って 

エヴォのアシカの影響丸々受けてるガルル。

このアニメオタクガル!!」

ウー・・ガルルルルー! 獣の様な唸り声を上げつつ

キスをしてしまうのではないか? という程近距離で

睨み合う二人。

 

「ねえ」

ちょん、アリサが照代のおしりを押しつつ声をかける。

 

「あっ♡」

照代は驚き前に倒れる。その先には虎音の唇が・・

 

「ちゅっ♡」

 

「あ♡♡」

 

二人ともまるで少女の様に、頬に手を当て

顔を真っ赤にする。

どうやら、どちらもファーストキスだった様だ。

暫く沈黙が続き、虎音から話し出した。

 

「きょ♡きょきょ今日の所はこれ位にしてあげるガル。

毒で倒れたばかりなのに色々言っちゃってごめんガル♡

まだ毒が残っているからすぐ救急車を呼ぶガル。

今すぐ呼んでくるガル。さっさと元気になるガル。

死んじゃったら絶対に絶ー対に許さないガルよ!!

あ、あのこれ私の名刺ガルル」

何故か急に優しくなる虎音。顔はまだ赤いままだ。

そして・・ゴロゴロゴロゴロ・・ 

ん? 何だ? ゴロゴロと鳴っている?

 

 ・・分かったぞ。これは

猫科の動物が嬉しい時や気持ちいい時に

喉を鳴らすあの音に似ている

何故虎音はそんな事が出来るのか?

確か、猫科特有の物だった筈だが?

喉鳴らしにより送り出される低周波

骨、筋肉、腱を強化し、更には鎮痛効果もあるのだ。

この女のそれに同じ効果があるか分からないが

もしそうだとしたら虎音は

真の癒し系女子なのではないだろうか?

だが、骨折した時に

 

「ああ大変だ、骨折してしまった!!

早く猫を持ってきてゴロゴロさせなきゃ」

とはならないしな。もし骨折したら

病院にいく事を強く勧める。

 

「そ、そうね。ゲホゲホ、こっちも言い過ぎたわ。

また元気になったら口喧嘩の続きでもしましょう」

照代も穏やかな表情になる。

照代もファーストキスの筈なのだが

虎音に比べると少し落ち着いている。

これは、20代後半の虎音と、30ジャストと言う

一つの境目を超えた女性との違いなのだろうか? 

そして、さっき喧嘩していたとは思えない程の笑顔で

名刺を受け取る照代。

 

どうやら、キスの力で仲直りしてしまった様だ。

凄い効果であるな。皆さんも伴侶と喧嘩して

関係が悪くなった時に、一か八かキスをして

仲直りをしてみるのはどうだろうか?

勿論いきなり事に及ぶのではなく

 

「僕達何か関係が悪くなってきている気がするから

ちょっと接吻をして改善しようよ」

予め伝えてからではないといけないがな 

尚、関係が悪化したとしても私は一切責任は取れぬが。

何? そんな相談できる伴侶がいないであるだと?

語り部さん何とかしてだと?

 

 

・・・

 

 

 

私などに頼らず自分で頑張るのだ!!

 

https://ncode.syosetu.com/n3869fw/

私が書いている小説です。

ブログより10話分位先まで投稿してあります。

 

人気ブログランキングに参加しています

応援よろしくお願いします!

人気ブログランキングへ