magisyaのブログ

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本棚の秘密

☆★前回のあらすじ★☆

いつの間にか家にあった本棚から不思議な物語が生み出されることが分かった鏑木家に住むアリサちゃんとアリサちゃんのお母さん。 

二人は色々と本棚について語り合っていますよ? 

「この本棚は、嵐来のツレソに出てくる合成のかめみたいな物なのよ! だから色々と本の合成を試してみよ?」 

嵐来のツレソ? ああ、10000回遊べると言われている、入る度に迷宮の形や落ちているアイテムの種類や場所が変化するローグライク系のゲームの話ですね? 

「そうね」

 

「でも一つ不満なのがあるのよ。あの甕さ、入れる事は簡単に出来るのに、取り出す時は割らなきゃいけないってのは理不尽よね?」

ん?

 

「確かに」

 

「その衝撃で中の武器や防具が破損したらどうすんのよ!! それに割った時にその甕の破片とかも武器や盾に付着してる可能性だってある訳でしょ? それが手に刺さってアイタタタってなったらツレソが可哀想!」

 

「大丈夫でしょそれはw想像力豊かねえw」

 

「で、吸い出しの魔導書だったら割らずに吸い出せるのよね……なにそれ? 一体どんな魔法よ!! 入れられるのにどうして取り出せないのよ! そのまま取り出せるやろがい! なんやあれか? 入れた瞬間に口がしぼんでまうんか? で、取り出せへん? なんやそれ? ありえへんやろ! 常識的に考えて!」

ちょっと話がズレてきていませんか? いつの間にか本棚の話からゲームの話に変わってしまいました。速やかに話を戻して下さい! 後、突然関西弁にならないで下さい! そして最後にあなたは3才児です。もう少し年相応な言葉を使って下さい。それを聞き続けていると私の一般の3才児に対する常識が崩れてしまいそうで怖いのです。思えば一番初めに使った「ママーお話読んで」以外のセリフは、どれもこれも大人びた喋り方ばかりですよ? アリサちゃんは化けの皮をはがすのが早すぎますって……そこら辺の調整も何卒お願い致します!

 

「確かにwでもまあそこは大人の都合なんでしょうね? 仕方ないわよ。アリサ! 製作者側が定めたルールぐらいは従いなさいwでもあの甕、合成前のアイテムはベースの装備に吸収されて無くなるわよ? でもこの本棚、合成前の2つが残るんだよね?」 

「あっ!」

 

「ほら! ももたろうも浦島太郎も本はしっかり残ってるわ? それってすごい事よ?」

 

「そういえば!! しかも絵も描いてあるし、文字も印刷してある! この紙とかインクとかの用意も全てこの本棚がやってるんだよね? で、1円も費用が掛かっていない! 一体どうやって出してるんだろうね?」

 

「そうよね。しかもセットさえすれば何回でも出てくるんでしょうね。まだ分からないけど」

 

「ホントよ! あっ! これを利用すればいくらでも本を量産できる! そして元手はタダなのに売れる! これを繰り返せば……億万長者やでえ……ギュギゲゲゲww」 

3才の笑い方は奇抜ですね。アリサちゃん? 悪い事を考えている時の心が、そのまま笑い声に出てしまっていますよ? それには清潔感は一切なく、耳触りは最悪で、嫌悪感を覚え、吐き気がします。

 

「じゃあ試しにやってみましょ!」

 

「はいっ!」

ももたろうと浦島太郎を差し込んでみました。 ピカーン

 

「出てきた出てきたw……うん、中身もしっかりある! すご!」

 

「やっぱり! ……でも、よく考えたら内容が無いようなら売れないわよ?」

 

「あっそうかあ😢大した内容では無かったし、これが売れるかどうかまでは分からないわよねえ……」

そんな事言わないで下さいよ……さっきはBBBBBBの所が面白いって拍手までしてくれたじゃないですか……あれは嘘だったって事ですか? 女の子って怖いです…… 

 

「でもアリサは細かい事に気が付くわねえ。でもこれ一応売れるかどうかヤスオクに出品してみよ……あ、あれ? モラしま太郎は?」

 

「え? あ、あれえ? さっきまであったのにィいいいいい異?」

どうやらいつの間にかは分かりませんが消えてしまったのでしょうか?

 

「ないわ? キョロキョロ」

 

「ここにもないしあっちにもない……キョロキョロ」

もしかしてこの本棚から生まれた本は、一時的に姿を現し、役目を終えると消えていく物だと言う事なのでしょうか? 世の中そう甘い話はないと言う事です。そうなんです。これは本としてこの世に留まれる時間には限りがあると言う事です……そしてある程度の意志があり、自分の使われ方が本来と違った用途で使われるのかもしれないと言う邪悪な思惑を感じ取ると、その存在を自らの意志で瞬時に消す事も可能と言う事なのでしょう。悲しいけれどこの本棚から生まれた合成本は、いつまでも読み返す事は出来ない泡沫うたかたのような存在。だからこそその儚さも価値があるのかもしれません。 そして、ついさっき生まれたばかりのもう一冊の未読のモラしま太郎ですらも一緒に消えてしまっています。 これはアリサちゃんの邪悪な気持ちを本自体が感じ取り、逃げるように現世から消え失せた。のかもしれないですね。はあ~上手く出来ていますねえ……ですが、存在が消えたとしても、それを読んだアリサちゃんとママの頭の中には永遠に残り続けるでしょう。 あっと……私とした事が一番大切な事を忘れていました。それと、これを読んで下さった大切な大切な読者様の脳内にも、ね……フッw  

 

「もういいか。じゃあ次の新しい話を考えましょう?」

普通の人なら怖くて手出ししないか、怪奇現象に強そうな霊媒師にでも頼んでお祓いしてもらうのが普通でしょうに……この二人はとても好奇心旺盛な女性達の様ですね。

「うん! どの本を組み合わせてみようかな? あっ、じゃあこれとこれにしてみよっと」

アリサちゃんは本棚の傍に転がっていた六法全書金槐和歌集をセットしようとしていますよ? どんな話になるのでしょう!? ちょっと待って下さい? え? ……何でそんな本が置いてあるんでしょう? 六法全書ってあの法律のむっずかしいいい奴でしょ? それに金槐和歌集は全く分かりません。中学生の時に国語だか歴史だかどちらかの授業で名前だけは聞いたことはありますけど……どんな内容なのかはさっぱり分かりませんし……この家は一体? 確かアリサちゃんは流石刑事ね! とママに対して言っていました。 刑事のママが六法全書を読む? あれは司法試験に挑む人が読む本じゃないのでしょうか? 刑事から裁判官とか検事とかになろうとしている? うーん頭がこんがらがってきます……この話はここまでにしましょう……

 

「スロット1 六法全書セット完了!」

なるほど。上の段の中央部分をスロット1と命名したようですね。では下の段の中央はスロット2でしょうね?

 

「下の段の中央! 金槐和歌集差し込み完了!!」

おやおや? 私の言葉が聞こえていたのでしょうか? それを回避する様に違う言い回しに変えましたよ? かなりのひねくれものであまのじゃくで負けず嫌いですね、このアリサちゃんって娘は。

「どうなるのかしら? ドキドキ」

 

「わくわく」

アリサちゃんのママも無邪気な顔で本棚を見ます。 ガタガタガタ……ペッ ドサッ ドサッ コンッ♪

「いてっ」

 

何と本棚が震えたと思ったら、吐き出してしまいました。そして、それが運悪くアリサちゃんの足の小指にぶつかってしまったようです。可哀想に……

「あらあら? どうなっているのかしら? セット位置を間違えたのかな? じゃあ今度は金槐和歌集が上で、六法全書を下にしてリトライしてみて!」

 

「分かったわ。いててて……この乱暴本棚め……傷害罪で訴えるわよ!」

 

「あら? アリサ? ちょっと言葉が抜けてるわよ?」

いいえ。抜けてなどいません。逆に私は多いとすら思いました。だって足の小指に本がぶつかっただけなのですから【いてて】だけで済む筈でしょう? アリサちゃん、傷害罪がどうのこうのと言っていましたよ? そこから一体何が抜けていると言うのでしょうか? それに、傷害罪って言葉を何故3才児が知っているのでしょうか?

 

「なにー?」

 

「傷害罪だったら、刑法204条傷害罪で訴えるわよ! ここまでがセットよ?」 

え? なんすかそれ?

 

「あー忘れてたー!」

 

「次からはこれを合わせて言わなきゃ駄目よ?」

 

「でもこれめんどくさーい!」

 

「これを聞いた相手は、あんたがどんなに小さかろうとその言葉の力強さに委縮する筈よ? 力強い言葉は、あんたを守る盾となるの! 分かった?」

 

「87回目だよそれ」

 

「そんなこと数えている暇があるならそろそろ理解しなさい! 要は慣れだからね。あんた憶えるのは得意でしょ? 多分私よりも記憶する力は数段上の筈。だから横着せずにセットで憶える事を意識する! いいわね?」

 

「ぶー」

な、何ですかこの親子? で、ですがこれでアリサちゃんがちょっとばかり大人びている理由が分かった気がします。 この母親にしてこの娘ありと言う事なんですね……でも言われてみれば確かに……このアリサちゃんはとても小さいです。悪者に狙われやすいと言える存在です。ママは刑事らしいので今は家にいてくれますが仕事に行ってしまえば彼女を守れません。そして、刑事だけあり犯罪者の恐ろしさを知っている。だから自分の身を自分で守る手段を、ですが小さい体では護身術までは使えない。だからこそ言葉で身を守る手段を幼い頃から教えている? 小さくて非力ながらも悪に対抗できる手段を教えている? と言う事でしょうか? 娘想いのお母さんなんですね。

 

「じゃあもう一度入れて見よっと。今度は六法全書が下だよね?」

さしこみさしこ…… ( ゚д゚)、ペッ ドサッ ドサッ 

 

「あぶねっ」

ヒョイ 先程よりも反応が早いですね。差し込んだ後あまり確認する事もなく一瞬で出てきました。まるで同じものが入ってくる事が会話の流れで想定済みで、それを見越して即座に吐き出したようにも思えます。ですが流石にアリサちゃんも同じ手は食らわず光の速さで回避し、足の小指をぶつける事はありませんでした。

 

「もう!!」

 

「これも駄目みたいね……あっ! 今六法全書が逆さまだったわwちゃんと向きを正して入れてみましょう!」

 

「なるほど! これじゃ本棚さんからしてみれば【ょしんぜうぽっろ】になっちゃうもんねwはいっ!」

逆さから元に戻し戻しーのからのーさしこ……ガツン☆

「え?」

 

「どうしたの?」

 

「え? ちょw止まってる? スロット1の幅がさっきよりも狭くなっているよ? さっきは入ったんだよ?」

あらら? 

 

「そんな事あるの? 気のせいじゃない?」

 

「ホントなの! でもなんでー? 私の言う事を聞け―!! 私を……この、私を……受け入れろぉおおおぉおお怒!!!」

ぐいぐい

 

「あっ! こら! 選ばれし者にしか使えない封じられた伝説の剣に認められようと試練に立ち向かう主人公風に本棚に語り掛けてもだめよアリサ!」

 

「うるせえ! 何これ? クソウ……何が足りない? 私では力不足だと言う事か? それともまだキーアイテム不足か? それともどこかのイベントスイッチを踏んでいなかったって事か? 仕方ない……もっと世界を回らなくては……」

こら! ママに向かってうるせえは無いでしょう!

 

「どんだけ染まってるのよ……」

 

「駄目だわ……じゃあ絵本とか薄い本とかそういう一般的に薄いと言われている物を入れるしかないのかなあ?」

こら!

「そうかもね」

 

「そういえばさっきのモラしま太郎の中身って結構しょぼかったよね?」

こら!!

 

「うん」

 

「だから多分だけどこの本棚には誰かが入ってるのよ! それでそいつは一応物語を書く事は出来るけれど、あまり頭が良くないの! で、そいつの理解出来ない物、脳のキャパをオーバーしてしまうような難解な内容の本が入ってきた場合は全て拒絶するのかもしれないわ!! で、本棚のスロットが急に狭くなったのも、あまり複雑でページが多すぎる物が入ってくる想定がなされていなくて油断して広く保っていたけど、急にそう言う物が入ってきて、やべえ! と思って防衛本能が働き、無意識にスロットを狭くした……と、言う事……か……なるほどね」

合っているかそうでないかは別として凄まじい推理力です……この奇怪な現象を全く物怖じせずに論理的に受け止め、理路整然と頭の中で整理しています。末恐ろしい子供です……

「それで六法全書金槐和歌集を吐き出したんだww」

 

「うんww育ちが分かるわね」

しかし、アリサちゃん本当にその2つの混ざった本を読みたかったのでしょうか? 私は読みたくないです。どうせ金槐和歌集の恐らく俳句とか短歌に法律をミックスさせたようなものが書き連ねられるだけでしょうし……そんな事よりその本棚の中にいる謎の人物に対して恐怖はないのでしょうか? 肝の据わった女性達ですね。

 

「じゃあこの子が理解出来そうなおこちゃま向けの童話にしましょうねwwwww」

 

「あらアリサ! あんまり本棚を馬鹿にしちゃあ駄目よ? 折角不思議で楽しそうなお話をタダで見せてくれているんですから!」

 

「はいっ!」

 

「じゃあ何にする?」

 

「その前にこの本棚に名前を付けましょう」

 

「そうね」

 

「不思議な本棚でいいかな?」

 

「ありきたりだけどそれでいいわね」

 

「ム? そう言われると私の本氣のインスピレーションが爆発しちゃうよ? 奇をてらった奴考えちゃうよ?」

アリサちゃんは普通とか典型的とかありきたりと言うワードを言われると嫌がる性格の様ですね。 普通が一番なんですけどねえ。

「そこまで真剣にならなくてもいいの!」

「じゃあ不思議な本棚で決定ね? じゃあ不思議棚さんに仕事をしてもらうかあ」

早速オリジナリティ溢れる略語を使用します。

 

「何入れる?」

 

「うーん……さっきは日本昔話だったでしょ? だから外国の童話にしようっと」

 

「ナイスアイディア! じゃあさっきは男の子が主役だったから」

 

「じゃあ女の子が主人公ね……まずスロット1に入れる本は……海外の童話で世界中の子供達が一番に読むと言われている定番のあかずきんで」

それは偏見でしょう。

 

「……次は……スロット2に入れるのは……私の美しさを見て作者がパクったと言われているシンデレラかなあ?」

アリサちゃん。それはずっと昔のお話ですよ? ふざけないで下さいね?

「いい選択ね。じゃあセットしてみて?」

 

「いくわよ! デデデンデデデデン! デデデンデデデデン!! ハッ! スロット1! あかずきんセットコンプリート!! 後は任せたわ! ママ!!!!!」

勇ましいメロディを口ずさみつつ、あかずきんをスロット1に差し込みました! そしてどういう訳か母へとたすきを繋ぎます! しかし、これ分担する必要性はありませんよね? これは先程までアリサちゃん一人でも出来た行動の筈ですよね? まあ気分が盛り上がってしまったのでしょう。おとなしく見てみましょう。

「ででで……(///照///)」

おや? ママはアリサちゃんの様に歌えていませんね……流石にこれを真似するのは恥ずかしいのでしょうね。仕方がない事です。別にアリサちゃんのやり方はセットする時の正式な答えではないのです。無理に真似する必要性はないでしょう。普通に差し込んで下さい。

「こらー!! ママ!!! 何照れてるのよ!! これじゃ不思議棚だって気持ちよく仕事してくれないよ? ママ! 恥を捨てて! ここで止まってちゃ人生何一つ変わんねえんだよおおおおお怒!!」

そこは拘泥せずともスッと差し込めばいいんですよ! 大人にそんな恥ずかしい行為を強要してはいけませんよ! アリサちゃん!!

「アリサ! 私が間違っていたわ! もう迷わない! 任せて!! うおー! デデデンデデデデン! デデデンデデデデン!!」

ああ、無理しない方が……それでもママの意志は固いようです。アリサちゃんからシンデレラを力強く受け取り、アリサちゃん作曲のオリジナルメロディを見様見真似で叫びます!

「ハッ! スロット2! シンデレラセットコンプリート! レッツゴー!」

うわあ……なんかださいです……私達は一体何を見せられているのでしょう……皆さんも聞きましたよね? 一児の母であり、成人している女性が、 【☆★レッツゴー★☆】 と言いました!!!! 

人と言う生き物は、初めて二つの本を所定の位置に設置する事で新しい物語を出してくれる不思議な本棚から未知の物語を乞う場合、最終的にレッツゴーと言う形で願いを込めてしまうのでしょうね……なんか愚かですね……しかしまさかこの二人、毎回こんな事やるんじゃないでしょうね? この先が不安でいっぱいです。 ピカーン 

「あっ出て来たああ!♡!」 

ゆっくりとあかずきんとシンデレラの合成された本が中央の本棚から現れます。

「タイトルは? あか……ンデレラ……?」

 

「あかンデレラ? どんな話だろう? 楽しみいいい」

 

「そうね」

 

「じゃあママ! 読んで!! その奇麗な声で!」

 

「了解! じゃあ、あかンデレラ! はじまりはじまりぃー」

モラしま太郎 後編

「ねえママ? 途中まで聞いてて思ったけどこのお話、桃太郎と浦島太郎の2つのストーリーが混ざっているわ」

 

「そうかしら?」 

 

「え?」

 

「よーく思い出してみて? ほら! モケポンも混ざっているわよ」

 

「あーーーーそういえばーーーーーーカメエエエエエエエエエエックゥゥゥスゥ!!!!」

 

「ふふふwまだまだねアリサ」

 

「精進します……ママはすごいよ。洞察力が尋常じゃないわ……流石現役の刑事ね! じゃあ続き読んでー」

私は思うんです。尋常じゃないのは、アリサちゃんの語彙力の様な気がします。 この子は若干3歳だそうです。ですが、沢山の言葉を知っています。一体どんな学習をすればこんなに喋れる子供が育つのでしょうか?

 

「はいはい」

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「皆さんしっかり掴ってくれカメー」

 

「うん!」

 

「青い海! 綺麗だワン」

 

「初めて泳いだ海の底。とっても気持ちがいいもんキー」

 

「水がいっぱい! 不思議な感覚だケーン。羽が濡れてしまうケーン

カメは竜宮城があると言われている海底に泳いでいきます。水深400メートルくらいでしょうか? 徐々に上がる水圧に耐えながら皆しっかりと亀の甲羅にしがみつきます。そして……

 

「竜宮城に着きましたカメ!」

大きなお城の前に一人と4匹は立ちます。もう水圧や空気も地上と変わりません。

 

「大きい城だね。私がこんな所に入っていいのかなあ」

 

「大丈夫です。あなたはおじいさんとおばあさんから救ってくれた恩人です。胸を張って下さいカメ」

 

「え?」

 

「私はずっと耐えてきました。そしてあなたに連れて行っていただいた事で、逃げる事が出来たカメ」

 

「そうだったのかい? 優しい方々だと思っていたのだが……」

 

「根は優しい筈です。ですが、皆ストレスで疲れているから誰かにぶつけないといけなかったのです。では中に入るカメ」

門に差し掛かると蛸の番兵が声をかけてきます。

 

「ん? あなたはまさか! 進化したみたいですけど面影はあります……おかえりタコ!!」

 

「覚えていてくれたのか? かつて私がここにいた時はまだ小さい小さいコバンガメだった。なのに最終進化のカメXの姿でも覚えてくれていたなんて……嬉しいカメ……」

 

「忘れませんよ。ささ、乙姫様👸も喜ぶでしょう! 早く顔を見せてあげて下さいタコ! お連れの方もどうぞタコ!!」

カメX一同は快く通されます。

 

「ただいま戻りましたカメ!」

 

「あらあら? 姿はカメXですが、その輝いた目、そしてその声、そしてその生臭さ……分かりますわ!! あなた、コバンガメでしょう? あんな小さかったのにこんなに成長して……お帰りなさい」

 

「はい! ただいまですカメ!」

 

「積もる話をしたいけれども、後ろの方々が気になりますわ」

 

「彼はモラしま太郎さんです。鬼を退治するため向かっていますが、兵糧が尽き、一旦ここを中継地点として使わせて頂く事になりましたカメ」

 

「あの鬼達を退治してくれるというのですか?」

 

「お任せ下さい! この心のモラルが燃え上がってます!」

 

「あら頼もしい! では前祝いで御馳走を作らせましょう」

 

「軽い物で結構です。戦の前ですから」

 

「そんな……結構良いマグロ🐟が手に入ったのですよ?」

 

「いえいえ、すぐに発ちますので」

 

「そうですか? お名前の通りモラルの塊のようなお方ですね……分かりました。料理長! 軽めの御馳走をお願いね」

 

「はい!」

 

「料理が出来るまでお話ししましょう?」

 

「はい」

 

「鬼はとても強いですよ? どうやって戦うつもりでしょう?」

 

「はい! カメXを盾にして、その後ろから攻撃します!」

 

「え……モラル……」

乙姫様が少し引いた顔になります。

 

「ハッ!!」 モラしま太郎はこの時気付いたのです。カメXを囮にして防御の低さをカバーするこの戦い方、これも戦術として割り切っていたけれど、考えてみれば結構卑怯な行為だ! と、言う事に……しかもこの竜宮城の住人のカメを利用してです。それをハッキリ盾にすると言ってしまいました。これには乙姫様も絶句してしまいます。かなり恥ずかしい事では無いでしょうか?

 

「し、しまった!」

 

「……」

うつむく乙姫様。

 

「お待たせしました!」

新たに生まれた悩みを解決する議論に移る前に、料理長直々にいくつかのお皿が運ばれてきました。 これは海藻のスープですね。

 

「さあ召し上がれ!」

 

「い、いただきます」

 

「いただきますワン」

 

「いただキーますキー」

 

「いただきますケーン

ズズッ

 

「う! 旨い! おばあさんの手料理よりも!? 力が湧いてきます! これならカメXを盾にしなくてもいける気がしてきました」

旨い料理はその人を元気にする効果があるのでしょうか? さっきまでの悩みまでもが吹っ飛んでしまったみたいですね。これで準備は万端ではないでしょうか?

 

「本当ですか?」 「はい! 乙姫様! 御馳走様! 私はこれで行きます」

 

「そうですか……ではこれを」

 

「何でしょうか? これは」

 

「玉手箱📦です」

 

「玉手箱……ですか? この私に? 料理までいただいた上にこんな綺麗な箱までよろしいのでしょうか?」

 

「はい。ですが、決して開けてはいけませんよ?」

 

「は、はい? 開けてはいけな……?(どういう事だろう? 何か怪しい……)」

 

「ルールなのです」

 

「そうですかルール……モラルと似ている美しい響きですね。そういう事ならば仕方ないですね」

似ていますかねえ?

 

「では、勝利した暁にはまた来て下さい!」

そういいつつもどこか寂しそうな顔をした乙姫様。

 

「ではあなたに一番に勝利を報告致します!」

 

「まあまあ……嬉しいわ! じゃあまた!」

 

「はい! では行こうカメX!」

 

「はい! では私の背にお乗り下さいカメ!」

 

「いくぞ! みんな!」

 

「ワン」

 

「キー」

 

ケーン

皆、気合十分です! 竜宮城を出ると、カメXは物凄いスピードで鬼ヶ島を目指します。

 

「うわ、早すぎる……うっぷ」

折角頂いた海藻スープが逆流しそうになり、慌てて口を抑えるモラしま太郎。頑張って下さい? あなたがワカメ1枚でも吐いた時点で、このお話のモラルは全て消え失せてしまいます!

 

「もうすぐ夜になります。今日中に片付けましょうカメ」

 

「そうだね。うっぷ……あっあれが鬼ヶ島!」

 

「上陸しますカメ」

 

「行くワン」

 

「気合い入れるキー」

 

「羽が濡れていて飛べないんだ……乾くまで待ってケーン

ズコー(T_T)

 

ああっ!? いい所で勢いが落ちてしまいました。ですがこれは仕方ありません……雉の羽が乾くまで暫く待ちましょう。

 

「岩がある。この陰で隠れて待とう」

 

「申しわケーン

雉も流れを止めてしまい反省しているようです。

 

「ん? くんくん……何か変な臭いがするオニ👹」

あっ! 偵察の鬼でしょうか? 岩場の傍のモラしま太郎達の臭いを感じ取ってしまったのでしょうか? 今見つかっては危険です! 雉が飛べなければこのチームは機能しません。

 

「にゃーん😸」

 

「なんだ、猫かオニ」

カメの機転により鬼は去っていきました。しかし、一つ疑問が湧いてきます。それは鬼ヶ島にも猫は居るのでしょうか? と言う事ですね。もし居るとすれば鬼が島に住む猫ですから……品種はさしずめャットと言ったところでしょうか? 分かりませんけれども……

 

「猫の鳴き声上手だね」

 

「いつも乗せて走り回っていましたからね。ずっと聞いている内に癖を掴んだカメw」

 

「そうなんだ」

 

「フッ……昔の話ですよ……」

 

「雉! そろそろ乾いたかい? 君の空中殺法は心強い」

 

「もう少しです。もう少しです……もう少しであの華麗なる空中殺法が出来るまでになります!」

 

「わかった! じゃあ暇だし乾くまで準備体操していようね」

 

「1,2,1,2」

 

「カメ、X、カメ、X」

 

「ワン、ワン、ワン、ワン」

 

「モン、キー、モン、キー」

皆入念にアキレス腱を伸ばしています。

 

「乾いてきました」

 

「よし、みんな準備はいいかい?」

 

「おう!」

そして、モラしま太郎は隠れていた岩場をよじ登り、刀を空に掲げつつ叫びます。

「我は桃から生まれたモラしま太郎也! 都の領主から奪った財宝を取り戻しに来た! いざ尋常に勝負せよ!」

 

「何故オニ?」

 

「え?」

え? 意外ですね。噂では乱暴者で通っていた鬼は、突然の侵入者に襲い掛かる訳でもなく優しく聞いてきます。

 

「何故桃から生まれたお前が都の領主の財宝を取り返す必要があるのかを聞いているんだオニ」

 

「そ、それは」

これは一本取られてしまいましたね……確かにオニからすればモラしま太郎に縁もゆかりもない都の領主の為に命を張って鬼ヶ島に来る理由は分かりません。一体どうするのでしょうか?

 

「理由がないなら帰るオニ。争う理由は無い筈オニ。俺は何も見なかった。文句はあるオニ?」

 

「モラル!!!」

 

「え?」

え?

 

「私はおじいさんからこのモラルと言う言葉の頭文字を名前に戴いた。この名前に誇りもある。都での話を聞いた時、心の底から怒りが湧いたんだ。だから自分のモラルに則る行為を! 自分に嘘を突きたくない行為をやるしかないのだ! 例え自分に直接関係あろうがなかろうが悪事は悪事。絶対に許す訳にはいかない! 覚悟しろ!」

モラしま太郎は真っ直ぐオニを見据え、魂の籠った言葉を放ちます。

 

「やるのかオニ?」

 

「もはや語る事など無い!」

刀を正面に構えます。

 

「いざ勝負!」

 

「勝負オニ!!」

ダダダダダ 

 

「人間よ、力の差を思い知るオニ」

ダダダダダ キィン

最大限に振りかぶり、全身全霊を込め振り下ろした刀と、オニの拳とが金属音を響かせぶつかり合います。鬼の皮膚は鋼の様に堅固なようです。傷一つも付いていません。

 

「うっ腕が……なんて力……でも」

 

「無理するなオニ。力の差は歴然だオニ」

 

「桃花流奥義……根九多流ネクタル斬」

ザザザン

 

「無駄オニ」

真剣白刃取りで返され、刀は遥か遠くに飛ばされてしまいます。そして大きく腕を振りかぶって殴りかかってきます。

 

ケーン

 

「ぐわあ」

何と! 雉の攻撃が鬼に効いています! 雉は鬼の眼球を足の鉤爪で引っ搔いたようです

 

「モラしま太郎さん! 早く刀を!」

 

「くそ! 皮膚は固いが眼球は人間並みだと言う事がばれてしまったオニ」

何と! オニは自分の弱点をうっかり滑らせてしまいましたね。とことんまで優しいんですね。それに、ゴーグル👓やサングラス🕶で弱点を守らない所にも鬼らしからぬ武士道精神を感じます。

 

「桃花流秘義……桃文字斬り!!!」

ザザザザザーン 刀を拾い、神速で飛び掛かり鬼の眼球に狙いをすました10連切りを放ちます。

 

「クッ早い……捌き切れないオニ……」

10回中7回がオニの眼球をかすめ、慌てて身の守りを固めます。

 

「そうはいかないキー」

しかしすかさずサルは、わキーの下をくすぐり、防御体制を崩します。

 

「このサルめがオニ!!」

ドカッ

 

「ウキー……バタッ」

 

「猿よ! 身を挺してよくやってくれた! 今しかない……桃花流究極秘奥義! 一桃……両! 断!!!!」

 

「ぐふっ」

オニは目を押さえて倒れました。

 

「勝利モラ!!」

ん? モラしま太郎がモラと言う語尾を急に使い始めましたよ? 感極まってしまったのでしょう。後で恥ずかしくなる感じでしょうが、若気の至りと言う事で見逃してあげて下さいね。

 

「しかし一匹倒すのにこれだけ苦労するのかワン?」

 

「さキーが思いやられるキー」

 

「でも負ケーン

 

「ああそうだね。だがMPモモポイントを大量消費する究極秘奥義は使うべきではなかった……」

 

「俺もだワン。いつの間にかMPが半分になっているワン」

 

「おいらもだキー」

え? 猿は確か鬼のわキーの下を擽っていただけですけど……

 

「弱点が分かれば通常攻撃でも行けると思うケーン。そうだ! キビダンゴ僕一羽では食べきれなくて羽の間に半分残しておいたんだケーン

 

「え? そうか! あの時沢山の蜂が来たのは君のキビダンゴの匂いに釣られて来たんだね? じゃあここで食べなよ」

 

「ですが、この隊の最高戦力であるモラしま太郎さんのMP回復こそが最重要だと思うケーン

雉の言う事にも一理あります。

 

「待ってくれ。私はキビダンゴ【1つ】で君と主従契約を締結したんだ。もし私が君のキビダンゴを半分食べてしまえば、1つで契約した他のお供達と差別になってしまう」

彼はどこまでもモラルの塊なのですね。

 

「いいんです。僕の空中殺法の消費MPはそれほど多くありません。その代わりにモラしま太郎さんの剣技よりも威力は劣りますケーン。ですから!」

 

「いや、雉は高病原性鳥インフルエンザウイルスを発症する危険性がある。君の食べかけは非常に危険だ。だから君自身で食べるんだ!」

ああ、優しさではなくこれが本音だったようですね……結構慎重派ですね。この過度な慎重さ加減……私の妹の事を思い出してしまいます……忌々しい……

 

「良く分からないけど分かったケーン

ついばみついばみ ごっくん 

雉のMPが999回復!  すごい! 半分でもこの効果です! 凄まじいですね。おばあさんのキビダンゴ! そう考えると序盤で犬やサルもすぐに食べてしまった事が悔やまれます。本当ならばここまで温存するべきでしたね。

 

「美味しいケーン!」

そうしている間に鬼の群れに囲まれてしまいます。

 

「怯むな! これをくらえー」

 

「うりゃーワン」

 

「サルキーック」

 

「急降下鬼ドリル嘴ぃぃいぃ!」

それぞれの通常攻撃で数々の鬼の眼球を攻撃します。かなりの精度を要求されますが、慣れれば意外といけるようです。雉はMPを回復したばかりでかっこいい空中殺法を多用しています。絶好調ですね。ですが調子に乗って一番に枯渇しなければよいですが……そして、彼らの通った跡には、目を押さえもがき苦しむ鬼達が転がっています。そして、島の中央の屋敷を目指します。

 

「ここが鬼の親玉の屋敷だな?」

一際大きな建物。しかし物怖じすることなく内部に進みます。

 

「頼もおおおおおお!」

屋敷内にモラしま太郎の声が響き渡ります。

 

「ん? 何だボスオニ?」

え? ボスオニ? 何ですかこれ? …………恐らくこれは語尾です! 語尾に【ボスオニ】と言うワードを付けている登場人物がいますね? わかりました! この声の主こそ、この島のボスの鬼です!! 「我は桃から生まれたモラしま太郎也! 鬼よ! この屋敷に運び込まれた都の領主様の財宝を返してもらう!」

 

「駄目だボスオニ」

言葉数は少ないけれど物凄い威圧感です。

 

「我のモラルに懸けて、必ず取り返す!」

 

「モラルとは何だ? そんなものの為に命を捨てに来たボスオニ?」

そう言いながら立ち上がります。

 

「うわ! なんて巨大な!!」

鬼は身の丈17メートルはあります! そしてボスオニから物凄い気力が漂っています。来ます!!! ブオン!!!!!! ボスオニは引き絞り放たれた矢の様なスピードで拳を振り下ろしてきます。

「うわああああ」

ドドドドン

 

紙一重かわしますが、風圧で壁に吹き飛ばされます。

 

「恐ろしい力だワン」

 

「こんな奴に勝てるのキー?」

 

「諦めないでケーン

お供の3匹は、恐怖のあまり動けず応援するのみです。

 

「こんな豆粒のような動物3匹とちっぽけな人間一人でオイラを倒そうだなんて馬鹿だボスオニ!!」

あれれ? このボスオニ意外とかわいい一人称でしたね。

 

「うう……」

ぽたぽた……ぽたぽた…… 

 

「んボスオニ?」

 

「み、見るな!!」

なんと! モラしま太郎はおしっこを漏らしています!! 巨大なボスオニの強烈な攻撃に尿道が緩んでしまったのでしょうか? そして悲しいお知らせが……この瞬間、このお話のモラルは崩壊しました……皮肉にも主人公の失態によりね……

 

「ガハハハハボスオニw お漏らしをしてしまったボスオニwwモラしま太郎のモラはモラルのモラではなくお漏らしのもらだったかもしれないボスオニィww」

歯に……いいえ。牙に衣着せぬ容赦ない暴言。流石ボスオニです。心もオニそのもの……

 

「……ハッ……そうだったのか……私は物心ついた頃からずっと疑問に思っていた。ちょっとした事で出てしまうこのおもらし……これをおじいさんは知っていて私にこの名前を付けたんだ。本当のこの名前の由来は、モラルのある人間と言う意味ではなく、漏らしたことをカムフラージュするために付けた名前だったのか……おじいさん……信じていたのに……酷い……酷い……」

おじいさんへ抱いていた微かな疑念が確信に変わった瞬間です。

 

「もう帰れボスオニ! そんな汚い衣装でオイラと戦うのはそれこそモラルに反するボスオニw」

 

「だ、黙れ! 知った風にモラルを軽々しく語るなぁ!」

そう言いつつなりふり構わず刀を振り回し突っ込みます。型もへったくれもあった物ではありません。そして当然……

 

「フンボスオニ!!」

鼻息一つで吹き飛ばされる始末……

 

うわあああ」

ドン!!

 

「モラしま太郎さん……もう諦めるワン」

 

「ク、クソ……犬よ! こんな所で諦めたくない……ここまで惨めな様を晒して逃げるなんて……」

再び立ち上がり走ります

 

「モラしま太郎さん……」

 

「はあ!!」

ボスオニは手刀で起こした真空派をモラしま太郎に飛ばします。

 

「うわあ」

コロンコロン 

あっ! 倒れた拍子にモラしま太郎の脇に抱えていた何かが落ちてしまいます。

 

「ん? なんだこれはボスオニ?」

それは乙姫様から貰った玉手箱でした。ボスオニはそれを興味津々で拾い上げます。

 

「しまった!!!」

そうです。アニメであれば一目瞭然ではありますが、これは小説です。なので今まで気付かれる方は少ないとは思いますが、彼は今まで片手をこれで封じられた状態で戦っていた訳です。それでは動きも鈍くなるというものです。 しかし、なぜ律義に持っていたのですかね? 本気の戦いにそんなハンデを背負うのは敵に失礼だと思うのです。もしかしてこれを置いて戦う事でモラルに反すると判断したから手に持って戦っていたのでしょうか? そこまでは分かりません。

 

「綺麗な箱だボスオニ……」

オニでも芸術が分かるのでしょうか? 一つの芸術作品を見る様なうっとりとした眼差して見つめています。

「止めてくれ! それを開けてはいけない!! 乙姫様が悲しまれる!!(くそ! 落としてしまったばかりに気付かれてしまった……)」

 

「開けてはいけないと言われると気になるボスオニィ

シュルシュル パッカ  太い指で器用に箱の封印を解きます。

 

「ああ、なんて事だ」

がっくりと肩を落とすモラしま太郎。しかし……!

 

「中身は……ん? 何もないボスオニ……!」

モクモク モクモク 箱の中は空っぽだったようです。しかし中から不思議な煙がボスオニの顔を包み始めます。 モクモク モクモック

 

「な、何が起こっているんだ?」

モラしま太郎も現状を理解できません。2分程経過したでしょうか? 煙が晴れてきました。そこに現れた物は……

 

「ヨボヨボヨボボスオニ……」

何とボスオニが、おじいさんボスオニに変わってしまいました!!!

 

「え? こ、これは一体? な、何で? 乙姫様? そ、そんなのモラルに反する行為ですよ……」

絶望するモラしま太郎。それもその筈です。帰ったらモラルに反しコッソリ絶対開けようと思っていたその箱の中身が、老化するガスを噴出する罠の仕掛けられた箱だと言う事を知ってしまったからですね。 これを知ったモラしま太郎は訳も分からず怒りが込み上げてきました。 本来その怒りは乙姫様に向けられる筈ですが、当人は居ません。近く居ると言えばヨボヨボのボスオニとお供しかその怒りをぶつけられる相手は居ないのです。お供に当たる訳にもいかないし……とはいえこんな老衰した敵に手をかけていいのか悪いのか? そんなジレンマを振り払い、刀を構えます。

 

ピコーン💡 そのやるせなさで悲しみの感情が最大に達したのがきっかけなのか? モラしま太郎は閃いてしまいました。彼の出せる中で最強の技を……神の領域に到達出来る可能性までをも秘めた神技……をッッ……!! 神獣さえも屈服させることすら可能な禁技を……放つ!!

 

「桃花流神技!! 李も桃も桃の打ち!!!!」

打打打打打!!!!  目にも止まらぬ連続攻撃。およそ1兆回は叩いているでしょう。何故そんな事が分かるのか? ですか……? 分かりました! お教えしましょう!! それは意外と簡単な事なのです。 思い出して下さい。漢字の桃と言う字を。その漢字から偏の木を抜いていただければ何か見えてきませんか? そうです! 数字の【兆】が出てきますよね? そういう事です!

 

「ヨボボヨボボスオニィ……」

バッターン。凄まじい連打を食らい、気絶してしまいました。

 

「最強の技を……神の技を……こんな老衰したオニに……モラルに……モラルに……」

いいえ。モラルに反してはいません。これもボスオニの強欲さが原因です。気にしてはいけません!

 

「モラしまさん……気を落とさずにカメ……」

いつの間にか屋敷に入っていたカメX

 

「やった! 流石ですキー! じゃあお宝を探すキー!!」

 

「探すケーン

 

「ここ掘れワンワン」

犬は地面を探そうとしていますが、流石に埋まっていないと思いますよ? 屋敷の奥が怪しいですね。

 

「あっこれが宝💎👑💰🥇か。かなりの量だ。でも全部運び出さなくちゃ」

当然どれが領主様の財宝かは分かりません。なので片っ端からカメXに乗せます。

 

「参ったヨボボスオニ。ワシも行くヨボボスオニ」

ボスオニは目を覚ましたようです。しっかし長い語尾ですね。セリフよりも長い語尾は珍しいのではないでしょうか? え? どうやらボスオニは仲間に入ってしまいました!

 

「どうするワン?」

 

「本キーか?」

 

「不安だケーン

 

「大丈夫。連れて行こう。では家に帰るぞ!」

どうやら竜宮城へは寄らないようですね。まあボスオニがやったとは言え、玉手箱を開けてしまった事がバレてしまうとお互いに気まずいでしょうから……しかし乙姫の目的は一体……

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「ただいま戻りました!」

 

「モラしま太郎? おお、よくぞ戻った! 無事であったようで何よりじゃ。では財宝は領主様の元に一緒に返しに行くぞ!」

 

「おじいさん。その前に一つ聞きたい事があります」

 

「(。´・ω・)ん? なんじゃ?」

 

「私のこの名前。本当は漏らし魔と言う不名誉な言葉とモラルとのダブルミーニングなのですか?」

 

「な、何故それを……?」

モラしま太郎は黙って後ろを指差します。

 

「うん? な、何と大きな鬼じゃ」

 

「この者と戦い、その最中、私の不手際で発覚しました!!」

涙を堪え、顔面を真っ赤にしつつ話すモラしま太郎……

 

「漏らして……しまったんじゃな? 我こそはモラルある男! モラしま太郎だ! と言う事を奴に伝えた後に」

 

「はい……」

 

「申し訳なかったヨボボスオニ……」

何故か泣いているボスオニ。

 

「すまぬ……モラしま太郎と名付けたのはワシの若気の至りじゃった……」

いいえ。若い時に命名してはいません。名付けた当時もしっかりおじいさんでしたよ?

 

「いえおじいさん。私の欠点がいけないのです。これからはどんなことがあっても漏らさないよう我が膀胱に、そして、尿道に言い聞かせます!」

「そうか……頑張れよ」

 

「なあ、人間のおじいさんよ……同じ年より同士、ゲートボールでもしようヨボボスオニ!」 

 

「ヨボこんで!(よろこんで)」

そして、鬼と人間は少しだけ仲良うなったそうな。めでたしめでたし

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「はいおしまい♪」 ママもかなりの文字の量の絵本を読んでくれました。お疲れさまでした! 乾いたのどを潤すために2リットルのコーヒー牛乳も空っぽになっていました。

 

「なかなか面白かったわ。88888888私はね、BBBBBBBBBBの所が良かった」

 

「そうね……でも自画自賛は叩かれるわよ?」

 

「え? 自画自賛? 私はこの絵本を褒めたんだよ? 確かに私が書いた物なら自画自賛だけど……変なママwwwwwww」

 

「あっそうか!」

 

「私に似てドジっ子なんだからw」

 

「あんたが私に似たの! でもなんであんな絵本があったのかしら?」

 

「いいじゃないの? 面白ければ」

 

「そもそもこんな本棚あったかしら?」

 

「そういえば無かったわ。オヤジが買ったのかなあ」

 

「そうかしら? パパは何かあれば必ず私に報告してくれる筈なのに……変ねえ……」

 

「びっくりさせようとしたのかな? ……あれ?」

 

「どうしたの?」

 

「横に張り紙がある! 何々? 『この本棚は不思議な本棚。ヒントは中央部分にセットせよ』だってさ」

 

「どういう事かしら?」

 

「この本棚さ、3段になってるでしょ? で、真ん中にモラしま太郎があったのよね?」

 

「ええ」

 

「でね? 上の段の丁度モラしま太郎のあった位置に、ももたろうがあるのよ」

 

「うん」

 

「で、一番下の段の中央には浦島太郎があるの」

 

「あるわね。それがどうしたの?」

 

「ここまでくれば分からない?」

 

「何も分からないわ」

 

「もう! じゃあ説明すると、モラしま太郎があった場所は真ん中の段の中央でしょ? で、上と下の段にある物語が混ぜ合わさった話が真ん中の本棚で生まれたっていう事! 中央にセットせよっていうのはこういう事なのかしら? で、でもこんな事ってあるのかしら?」

 

「ま、まさか?」

 

「そう、中央の空間から上と下の本によって色々なストーリーに変わる本が出てくる不思議な本棚なのよ! で、今回の場合は、ももたろうと浦島太郎でモラしま太郎になったって事だから、上の本の題名と、下の段の題名が合体したって訳よ!! で、モラしま太郎!!」

ちょ? この娘は本当に3才なのでしょうか? 言葉遣いや卓越した推理力、分析力、判断力揃いも揃って大人顔負けじゃないでしょうか? しかし、そんな本棚がこの世に存在するのでしょうか? 不思議な本棚もあるものですね。

 

「確かに! アリサ! すごいじゃない!」

 

「うん! ってことはだよ?」

 

「ん?」

 

「上の段に金太郎を置いて、下の段に浦島太郎だと☆きんた☆……」

ああっ! 危ない!!

 

「おい!! アリサテメエコノクソガキャ!!!!」

ガッ!!

 

ムームー」

しかし、寸での所でママがアリサちゃんの口を塞ぎます。これはナイスディフェンスです! しかしとても不愉快な響きがママの口から放たれたような気がしましたが、まあいいでしょう。

 

「なんで塞ぐの? ハアハア……」

 

「アリサは恐れを知らなすぎるわ。それをはっきり言ってしまえば、どれだけのクレームが来ると思っているのよ」

 

「そうなのー?」

 

「そう! でもよく考えてみて? モラしま太郎ってさ、ももたろうのも、と、浦島太郎のらしま太郎が合わさったタイトルよ? 金太郎と浦島太郎の場合、この法則から言えば金太郎の1文字目だけを使って【きらしま太郎】ってなると思うわ?」

 

「え? でもきらしまって言葉では意味が通じないわ! でも☆きんた☆」

 

「分かった分かった。じゃあその話、一体どういう展開になるの? さぞ面白いんでしょうね?」

 

「そ、それは……村一番の大きい☆きんた☆」

 

「もういいわ。10秒でオチが予想出来るうっすい内容。ハアツマンネwwwww子供じゃあるまいしそんな幼稚なネタを考えているんじゃない!! はあ……あんたに期待していた私が馬鹿だったわ……来世に期待ね」

がっつり子供なんすよねえ……

「ひー😢」

ママは怒らせるととっても怖いようですね。その怖さは若かりし頃のボスオニに匹敵します。決して怒らせないようにしないといけませんよアリサちゃん?

「でも色々な本を混ぜて別の物語が出来るなんてすごい本棚ね!」

 

「次はどの話とどの話を組み合わせようかしら? 楽しみー」

 

そだねー

 

==続く==

モラしま太郎 前編

陰謀論の話ばかりではあれですので小説家らしくしばらく一話ずつ投稿していきます。

モラしま太郎 前編

おやおや? 小さい女の子がとても背の高い女の人に何かをおねだりしていますよ? なんなんでしょうね?

「ママーお話読んでー」

 

「あらアリサ? 絵本なら一人で読めるでしょう?」

 

「やだやだ聞きたい! ママの奇麗な声で紡ぎ出されるストーリーが聞きたい聞きたい!」

 

「あらあら奇麗な声なんて嬉しいじゃない♡わかった! お仕事は中断! 読みましょう」

 

「やったー」

お世辞がママのハートに突き刺さり、心の中でちょろいなと思いながらぴょんぴょん飛び跳ねるアリサちゃん。

「じゃあ桃太郎を読んであげましょうね」

 

「えー」

 

「あれ? 嫌なの?」

 

「もう600回読んだもん」

 

「そう……じゃあその下の……あら? なにこれ? モラしま太郎? こんな絵本あったかしら?」

 

「何これー? 聞きたいー」

 

「私も初めて見たわ。誰がこんな本📚をここに置いたのかしら? パパかな? まあいいか。じゃあモラしま太郎始まり始まりー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー むかーしむかしあるところにおじいさん👴とおばあさん👵と亀🐢がいました。 おじいさんとおばあさんの趣味は毎朝カメをいじめる事です。

 

「こののろまなカメめ!」

ポコポコ ドンドン

 

「なんで緑色なんじゃ? 気持ち悪い!」

ドカドカ バキバキ 

しかし亀は逃げずに必死に堪えています。そうです。逃げようものなら更に激しい攻撃が来ると分かっているからです。亀は静かに待ちます。嵐が、過ぎるのを……

 

「はあ、すっきりしたわい」

 

「そうですね。じゃあそろそろ仕事に行きますか」

 

「そうじゃな」

そう言うとおじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。そうなのです。彼らも仕事のストレスが溜まってしまい、それをどこかで発散しなくてはと言う気持ちからこんな事をしているのです。現代社会の闇ですね……そして、いじめに逢った亀は亀で腹いせに近所の子猫🐈を拉致しては背中に乗せてタクシー🚕ごっこをしていました。 カメはこんな事をして何になるというのでしょう? 理解に苦しみます。ですが、人間も亀も人生で追いつめられるとおかしな行動に出てしまうものなのかもしれません。であればそれも仕方がない事でしょうね……亀は納得行くまで子猫を乗せて歩き回ると、お礼の煮干しを1本渡します。ですので一度拉致った猫はそれ目当てで一応リピートしてくれはします。ですが表情は明るくありません。もしかして子猫は1本では足りないのか? 物足りなさそうな顔で帰っていきます。次から3本にしてみてはいかがでしょうか? おっと亀の話を長引かせてしまいました。申し訳ございません。

 

おばあさんが川で洗濯をしていると、川上からおおーきな桃🍑がどんぶらこっこぉどんぶらこっこぉと流れてきました。

「おやあ……まあまあこれは大きな桃だねえ。早速おじいさんと一緒に食べましょう」 そう言いつつ桃を拾いました。

 

「ぐっ重いねえ。仕方ないわ」

なるほど! おばあさんは大きすぎる桃を転がして家まで運ぶようですね。

ころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころ「ヴォエ゛」ころころころころころころころころころ

おや? 何か桃の中から音が聞こえたような気がします。気のせいでしょうか?

「ふうふうまだ半分と言ったところかねえ」

ころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころころこ「ギョヴォ」ろころころころころころ

いいえ。気のせいではありません。確実に男の子の苦しむ声が、桃の中から聞こえています。これは一体何なんでしょうか?

「はあ、やっと着いたわ。しかし腰が痛くなっちゃったわねえ。私達に子供でもいれば叩いてくれるんでしょうけど、ずっと恵まれなかったからねえ……はあ……しかしこの桃、どうしようかしらね? 桃のタルトにしようかしら? それともピーチパイにしようかしら? 迷うわねえ」

そう言いつつ桃を包丁🔪で割ったその瞬間。

サクッ パカ

「おんぎゃあおんぎゃあオロロロロロ」

なんと桃の中から吐瀉物としゃぶつとうんち💩とおしっこ💧にまみれた男の子の赤ん坊👶が大きな声で泣いているではありませんか。 うっ……酷い状況です。この赤ちゃん乗り物酔いをしてしまったようですね。

「まあまあ? 桃の中から赤ん坊が? うっ……酷い臭い……」

 

「おばあさんや? 芝刈りから帰ったぞい。しかし何で毎日刈らにゃならんのだ。この高貴なワシが……ぶつぶつ」

丁度その時、おじいさんが文句を言いつつ帰ってきました。

 

「おじいさん大変ですよ! 桃から赤ちゃんが!」

 

「なんじゃと? ほほう! これは子供に恵まれなかったワシ達を哀れんだ神様からの賜り物じゃ!」

 

「そうですよね? じゃあこの子に名前をつけなくては! 何にしましょう?」

 

「そうじゃな……桃から生まれたから……うっ? な、なんじゃこの臭いは?」

おじいさんは顔をしかめます。

 

「これですか? どうやら桃の中で吐いたり漏らしたりしちゃったようでして……」

 

「なるほどな。では桃の中で漏らしながら生まれてきたということじゃな?」

 

「そうですね」

 

「よし決めたぞ! この子は今日から漏らし魔太郎と名付けよう! 漏らし魔の太郎じゃ。しかも、もらしのもは桃の1文字目のもとも掛かっておるぞ! 我ながらナイスネーミングセンスじゃ」

邪悪なネーミングセンスですね。吐き気がします。

 

「いいとは思います。ですがその名前ですと小学校🏫でいじめに逢いそうですよ?」

 

「そうか? ではモラルのある人間に育ってほしいという意味を込め、モラしま太郎でどうじゃ? 漏らすのもらを、カタカナに変更した。これでいじめには遭わんじゃろう」

「そういう事でしたらい良いのではないでしょうか?」

なんということでしょう……おじいさんは桃から生まれた男の子を、モラしま太郎なんて恥ずかしそうな名前にしてしまいました。大きくなった時その意味を知ったら、悪い道へと進んでしまう危険性もあるほどですよ? 訂正してください! そしておじいさんも考えましたね。そう、漏らしたという不名誉な事実を名前に入れたいが為に、モラルと言う言葉でカムフラージュし、おばあさんを騙して丸め込んでしまいこんなへんてこな名前を強行採決してしまいましたよ? このおじいさん……只者ではありませんね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ママー。なんかこのお話怖い」

思わず、アリサちゃんがママの朗読を遮ります。

「ママもそう思ったところよ?」

 

「もういい。聞きたくない」

 

「あれ? もう三才でしょ? もう一人前よ? なのに逃げるのアリサ? そうやって尻尾を巻いて……脱兎🐇のごとく……惨たらしく……」

 

「ママ……続きを……読んで」

 

「了解!」 おや? もしかしてこんな安い挑発に乗ってしまったのですか? ここは乗らずに流す事も出来た筈ですよ? このアリサちゃんと言う子は、かなり負けず嫌いに見えますね。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして10年の月日が流れ、モラしま太郎も小学4年生になりました。おや? 何やら覇気のこもった声が響いていますね。

 

「桃花流奥義……根九多流ネクタル斬」

ザザザン

 

「桃花流秘義……桃文字斬り!!!」

ザザザザザーン

あっ! その剣圧で大木が薙倒されてしまいました。

 

「桃花流究極秘奥義! 一桃……両! 断!」

ザン!! そして、あっという間に大木が数十本の薪に変わります。

「ふう……修行兼仕事終わり!」

どうやらモラしま太郎は森で木を伐採していたようです。剣技の修行も並行していますね。中々の太刀筋です。幼いながらに光る物を持っていますね。 そして、その修行を仕事とまとめて出来る様に時間を使えていますね。彼は限られた時間を如何に有効に使うかをしっかり考えています。効率を重視する姿勢は素晴らしいですね。将来有望な子供だと思います。

「おーい! モラしま太郎や」

 

「あっおじいさん! 丁度薪を集め終えました」

 

「いつも済まないねえ。お前がこんな力持ちに育つとは思わなかったよ。これからも頼りにしているよ」

 

「私はあの時拾われなければ海の藻屑と消えていたでしょう。実際死んでいたかもしれないこの身。恩人に使うのは当然です」

モラしま太郎はきりっとした表情でおじいさんに言いきります。

 

「そうかそうか何とモラルのある子じゃ……しかし」

 

「どうかしましたか?」

 

「いや……何でもない。では家に戻ろう」

 

「はい!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お帰り」

家に着くとおばあさんがおじいさんに険しい表情で言います。

「おばあさんその表情……やはりか……」

 

「どうしたんですか?」

 

「ああモラしま太郎……お前には関係ない事じゃ」

 

「おじいさん? おじいさんが私に何か隠し事をしている事はすぐにわかります。私だけをのけ者にするのは止めてほしいです」

 

「言いたくなかったのじゃが仕方ない。実はの? 都に鬼が出たという話があってな」

 

「鬼ですか?」

 

「ああ都の領主様のお屋敷から大量の金銀財宝を奪い逃げていったらしいのじゃ」

 

「なんてひどい……」

 

「領主様は悲しんでいた」

 

「分かりました。私がその財宝取り返してきます」

 

「なんじゃって? それはいかん! まだ小学4年生じゃないか!」

 

「学年は関係ありません。私の気持ちが叫んでいます。鬼を、この世から、一つ残らず、駆逐してやる! って言う熱い気持ちが……この気持ち……正しく、モラルです!」

 

「そこまでの覚悟があるとは……分かった! 行くがよい!」

 

「モラしま太郎がそう言うと思って用意したんだよ? これはキビダンゴ🍡だよ」

袋に入れられた団子を受け取るモラしま太郎。

「ありがとうございます! これさえあれば百人力です!」

 

「それなら私もお供します!」

おや? 突然隅っこに居た、ほぼ空気になりかけていた亀が喋りましたよ?

 

「なんじゃあ? 喋れるのかお主!!」 

 

「はい。今まで黙っていてすいませんでした。私の名前はカメLと申します」

喋れるようになった亀を見て、おじいさんもおばあさんも少し暗い表情になります。

 

「別に恨んではいませんよ。私の防御力ではあなた方の攻撃なんて1ダメージも受けていませんからw」

カメLは二人が伏し目がちになった理由を悟り、フォローを入れています。優しい爬虫類ですね。

「カメL……」

 

「おじいさんおばあさん。このカメLを連れて行ってもよいでしょうか?」

 

「構わぬ。だがよいのか? どうせ猫を背に乗せる位しか取り柄がないがな」

 

「いいえおじいさん。私はアタッカーです」

 

「ん? あったかああい?」

 

「いえ! アタッカーです。アタッカーとは、攻撃を得意とする戦士と言う意味です。ですが反面防御力が低いのです。しかし、カメLがタンクとして前衛を固めてくれさえすれば、私は真の力を発揮出来る筈です!」

 

「なるほど!」

 

「では参りましょう。鬼は鬼ヶ島に居ると聞きます。さあ、参りましょう!」

 

「うんわかった! ではおじいさんおばあさん! 行ってまいります!」

 

「気を付けるのじゃぞー」

 

「はいー! もし敵の強さが上であったらば、レベリングをして強くなります!」

 

「そうかーくれぐれも上げ過ぎには注意じゃぞー」

 

「はい! バランスは維持します!」

え? ど、どういう事でしょうか? 様々な専門用語が飛び交っていて、入り込む余地がありませんでした……ですがこれを謎のまま通過する訳にはいきません。私も語り部としての意地があります。何とか解読してみましょう。うーんうーん……まずは……二人の会話内容から推察するに、レベリングとは恐らく修行とか鍛錬とか言う意味でしょう。おじいさんは上げ過ぎてはいけないと言っていました。その後、モラしま太郎はバランスは維持します。と、言っていました。上げ過ぎる事でそれが崩れると言う事ですか? バランスの意味は均衡ですね。故に、修行しすぎると均衡が崩れると言った意味ですね。どういう事なのでしょう? ……これは、もしこの世界が仮にRPGであるとするならば、RPGのプレイヤー自身が難易度を選べるんですよね? そうです。フィールド上で同じ所をウロウロしていると何回でもエンカウント出来ますから。延々そこで戦い続ける事で時間を掛けさえすればカウントストップまで成長させる事も可能です。ここをプレイヤーが調整せずにとことんやり込んでしまえば、最高のステータスで序盤のボスとも戦える訳ですね。もしそんな事をしたならば何も楽しくないでしょう。そうなっては面白くないからやめるのじゃぞ? 冒険は楽しむものじゃぞ? と、注意して下さったと言う事ですね。優しいおじいさんです。

 

少しだけ私の話をさせて下さい。私にも妹がいまして、その子物凄く慎重派でして、攻略本の推奨レベルよりも4つ位上のレベルになるまで雑魚を狩り続ける子でした。ですので同じゲームの話をしていても……会話が嚙み合わない場合があるんです。

 

私「ポンダルキアの洞窟のボスさあHP25パー切ったら発狂モードに入って、全体攻撃を2連続でしてきてさあ。あっさり逆転されちゃったw」

 

妹「ああ、あの雑魚? 1ターンキルしたから分からなーい」

と言う会話がざらなんです。

 

皆さんは私と妹どちらがそのソフトを楽しめたと思いますか? そうですよね? どう考えても私の方が楽しんでいると思うんです。一度負けたらその原因を突き止め、装備が弱ければ買って挑み、それでもまだ勝てなければレベルを1つ上げて挑む。こんな苦労こそがRPGの醍醐味だと思うんです。それにボスが使ってくるド派手な必殺技とかも経験する事無くそのソフトから離れていきます。本来通常に進めていれば見る事の出来る一生の思い出を、彼女は自分の手で潰しているんです。彼女のRPGの思い出話は毎回これに行きつくでしょう。

 

「序盤が異様に長いけど、ボスが弱いクソゲー

 

と、ね。人生の数分の1を費やして得た思い出が毎回それってなんだか悲しいですよね? ですが妹はどんなRPGでも序盤でこれでもかと言うほど稼ぎ、全く苦労することなく最後のボスまで進めます。ですからギリギリの勝利と言うあの最高にアドレナリンが出る体験を一度もしていないんです。これって勿体無いと思いませんか? そうです! お金を払って新作のゲームを買っても、序盤稼いでボスを瞬殺。の流れは彼女の中では変わりません。同じ事の繰り返しです。妹はこの作業を繰り返している事の虚しさにまだ気付かないのでしょうか? それとも、そういうバイトでもしているのでしょうか? あっ! ついヒートアップしてしまいました。すぐに話を戻します!

 

「まずは港町から海に行きましょうか。ここからですと……ここから東のがいいですね」

 

「案内出来るかい?」

 

「お任せ下さい!」

 

「助かるよ!」

モラしま太郎はカメLと共に東の港町を目指します。しばらく歩いていると、草むらから犬🐶が飛び出してきました。

 

「おい! お前いい匂いがするな」

 

「これのことか? 昼食に取っておこうと思ったけど、君はこれがほしいのかい?」

 

「うん!」

 

「じゃあ一つどうぞ」

 

「うまい! ありがとう 俺も付いて行ってもいいか?」

 

「いいよ! よろしく!」

 

「よろしくワン!」

こうして犬がお供になりました!  そして犬を連れしばらく歩いていると、かなり大きい林に差し掛かりました。

 

「ここは林があるけれど回り道になるからここを抜けていきましょう」

そして次は林を通る事になったようです。

 

「分かったよ」

林の入り口で早速誰かが声を掛けてきました!

「あっ君たち! ここはサル雉の林だと知って通るのか? 人間は駄目だよ」

木の上からサル🐵が下りて邪魔して来ます。

 

「でもここを通らないと日が暮れてしまう。お願いだ通してくれ」

モラしま太郎はキビダンゴをサルに見せます。

 

「ウホッ! 良い団子! これをおいらにくれるのか?」

 

「いいよ」

 

「ありがとう! おいらを仲間にしてくれ」

 

「よろこんで!」

 

「やったあ! よろしくキー!」

 

「よろしく!」

そして、林の出口に差し掛かった時、一羽の雉🐓が声をかけて来たので、サルの時と同じやり取りを経て仲間にしました。

「よろしくケーン

 

「こちらこそよろしく! あっ!! もうキビダンゴが無くなってしまった……😢」

 

「大丈夫です。もうすぐ港町に着くでしょう。そこで食事休憩を挟みましょう」

 

「そうだね……あっ今お金を一円も持っていないんだ」

 

「そうですか? じゃあ少し時間はかかりますが、私の故郷である竜宮城で休憩しましょう」

 

「そうだね」

 

「そこで食事を出しますので。鬼を退治すると言う事を乙姫様に伝えればきっと力になってくれる筈です」

 

「よし案内お願いするよ」

 

「お任せ下さい!」

そういうとカメLは全身に力を込めています。そしてその姿が…… おや? カメLの様子が? ♪てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん♪ シューン

 

「BBBBBBBBBB」

 

え? モラしま太郎が突然おかしな呪文を唱えましたよ? ピタッ…… するとあら不思議。カメLの進化が止まったみたいですよ?

 

「ちょw止めて下さい! どうしたんですか?」

 

「すまない……急に蜂🐝が沢山襲ってきて……」

 

「それで蜂の英語であるbeeを連呼していたんですか? ですが沢山蜂がいる場合Swarm of beesの方が妥当だと思われますが……」

 

「そうかい。まだまだ勉強不足だねもっと頑張らなきゃね。でも海岸に蜂が現れるなんて一体どういう事なんだ?」

 

ケーン……」

おや? 雉が何か申し訳なさそうな顔をしています。何か隠し事でもしているのでしょうか?

 

「それはどうでもよろしいのですが、今私は進化する準備をしています! ここで私が進化しなくては体が小さすぎて皆さんを竜宮城まで連れて行く事は出来ません。そしてあの呪文は危険です。二度と言わないで下さい」

 

「気を付けるよ……ごめんね」

 

「今度は気を付けて下さいよ? はあああああ!」

♪てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん てん♪

シューンシューンシューン キラキラキラキラリン キラーン

おめでとう! カメLはカメXに進化した!  

てーてーてーてててててててーん

 

何と! あれほどに小柄だったカメLが、青年男性程の背の高さの亀に進化しましたよ?

「よしみんな! 背中に乗って欲しいカメ」

 

「良し! いざ竜宮城へ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ちょっと待って」

ママがアリサちゃんに言います。

 

「ママどうしたの?」

 

「しゃべりすぎてのど乾いたわ。この絵本、絵本の割に説明が多すぎる気がするわ。説明は控えめにしないと読者さんが飽きちゃうってのにさあ……この絵本の作者、ちょっと勉強不足ねwじゃあちょっとコーヒー☕取ってくるわね」

 

「はーい」

胸を張り伝えられる事

こんにちは今回はいつものように不安をあおるような内容ではありません。

結論から言うと、

 ファスティングで転写が治る……

かも知れないと言う事です。

なんだまたでたらめか……とがっかりしないで最後まで読んで下さい。

因みに転写とはワ〇チンの本作用で遺伝子を変換させ、スパイクタンパクを永遠に出し続け様々な病気にかかりやすくなり、おまけに子供が出来にくくなり、もし生まれたとしても五体満足の状態で生まれてこない事もあると言う百害あって一利なしの作用です。実際沢山の方が命を落としていますからこの話が全てデマとは胸を張って言えないのではないでしょうか? 最近葬式の開催回数が尋常じゃないですか? 救急車のサイレンが毎日のように響いていませんか? ですがこの記事がそれを減らす事になるかも知れないと思っています。これから話す事は間違いなく胸を張って言える内容です。

今までは治らないとされていましたが、去年の終わりごろにランブルで投稿されていた動画に

rumble.com

その内容が語られていました。涙を堪えるような声でこの情報を伝えてくれています。もしこの人が嘘つきだったら私は何を信じていいのかわからなくなってしまいます。それ位この動画の内容を信じています。

この動画に出ていた本です。購入し、読んでみました。この方の考えは医学界からは認められず。認めてしまうと何かまずい事でもあるのでしょうか? そういうのって事実って可能性もあるのかなって感じてしまうんですよ。こういう真実をもみ消して嘘の常識を変えたくない人がいるのではと思ってしまいます。

詳しくは1000円くらいですので購入してもいいのではと思います。
この動画、去年に出ていた動画なのですが今まで気付けず……もっと早く知っておきたかったです……一応内容を要約すると

16時間のファスティング(断食)を続けると、転写した細胞が赤血球に変わり、以降スパイクタンパクを作り出す作用が消滅すると言う内容です。詳しくはクリックしてください。こんな素晴らしい動画がまだたったの30万しか再生されてません。沢山の人にシェアし3000億回再生目指しましょう。それだけの価値のある動画です。

この内容なら2~3回ワ〇チンを打ってしまった人にイベルメクチンを飲めば解毒できるよ? とか言うよりも遥かに楽に解毒に向かわせることが出来そうじゃないですか?

イベルメクチンも結構なお値段ですし、テレビやお医者さんはそれを飲む事が良い事とは言っていません。だからそれを盲信している方や真実に辿り着いていない方はイベルメクチンを飲まない可能性もあります。

ですがファスティングなら話は別です。やれば確実に良い効果があります。

【空腹は病知らず】

という言葉もあるくらいで、毎日3食食べているなら食べ過ぎです。

通常一日2食、もしくは1食でも良いんです。こんなのエジソンがトースターを売る為に朝ごはんも食べようって広げていっただけでただの販売促進運動の名残です。それが今でも定着しているだけなんですから。朝どうしても腹が減って何か食べたいと思ったら一杯のみそ汁などを飲んで学校や職場に行けばいいんです。ただ、

「え? じゃあ飲み物なら何でもいいんじゃ?」 

と、コーンスープやシチュー等の結構カロリー高めのスープに逃げてはいけません。

日本人なら絶対に味噌汁です! 医者に金を使うくらいなら味噌に使えと言われているほどに味噌は健康に良い物です。日本の土地で生まれた食材で作られた物こそが、その国の人間に一番合う物です。そして、慣れてくれば朝も何も食べずとも夕食まで凌ぐ事は可能です。朝昼休んだら分、それを取り返そうと夕食1食でドカ食いしようとしても意外と入らないものなんです。で、それを繰り返す事で一日の総合摂取カロリーは自ずと低くります。
ファスティングは健康や美容が目的で近年注目されていて、色々な方法が紹介されてます。

ご自身で調べて、自分に合ったやり方を探してみて下さい。断食といっても水や食事を一切摂らずに長時間の絶食を伴うと言う程に厳しいものではなく例えば朝食を6時で、夕食を10時にすると16時間程胃が休まることになる。理想は18時間程何も胃腸に入れないように努める事ですが、まずは2食から始めればいいと思います。

仮にその赤血球に変わると言う事が嘘だとしても体に良い事ですし、これから来ると言われている食糧難に対応出来るからだ作りの一助ともなります。なので2回打った方の不調はやる前よりは確実に改善すると思います。

副反応で苦しいなってなったら、ちょっと栄養のあるもの食べるかあってなっててしまうんですよね。そうすればなんとなくよくなる。と、思い込んでるんですがそれが逆に胃腸を働かせ続けて最終的には体に害になってしまいます……

それこそ陰謀論者ならメドベッドで治ると思い込んでいますが、これが来るのは緊急放送と言う物の後で、一般人はお目にかかれないでしょう。こうしていつ来るかわからない物を待っている内に症状が悪化する危険性は否めません。

ですがファスティングなら今この瞬間からできるし、伝える時もそこまで抵抗ないんじゃないですか?

痩せるし、毒を体外に出せるし、食費も浮く。良い事づくめだと思いませんか?

例え転写が治らなかったとしてもです。現代の食卓に並ぶほとんどの食品に添加物が入っています。ですからなるべく食べない方がいいんです。3食なんてとんでもないです。胃腸が休める時間が多ければ多いほど体が楽になります。自分も22年の4月くらいから2食16時間ファスティングを続けていますが、それをやって感じた事は、3食食べていたころに比べて疲れにくく意識がはっきりしますね。仕事のミスが減りました。後は食費が浮きます。

こんなにいい事は誰にでも教えて問題ないですね。もし、あなたの中ではとても嫌いな人だとしても二回打ってしまっていたならその人にもこの話してあげて下さい。まだ人類が初めて直面した出来事なので、完治された方はいません。でももし転写が永遠なら何回も打たせる理由ってあまりないと思うんです。一回でも打ってしまえば、あとは時が経てば効果を発揮して人口削減が達成できるから。

ですが、細胞はいつか死にます。汚い話ですが両手をこすり合わせると垢が出るじゃないですか? あれも元は細胞です。しかしその細胞も寿命が来て新しい細胞になる。

だから垢になる。

それと同じで転写した体内にあるその悪い細胞も、永遠に体の中で生き続ける事は出来ないんじゃないか? って、なりませんか? だから一回で終わらせずに何回もワ〇チンを打たせるんです。転写は永遠じゃないから。転写した細胞も断食によって優先的に赤血球に変化すると言う事が事実なら何回も打たせる理由も分かります。で、そろそろ収束しているコロナワ〇チンではもう駄目になりそうだから次にサル痘のワ〇チンで同じことをしようとしているんでしょうね。

まさか打つ人はいませんよね? もう騙されないで下さい。サル痘の主な症状に帯状疱疹と言うのがありますが、それはサル痘にかかったからじゃないんですよ。

コロナワ〇チンを打って免疫が低下したから起こるんですよ? 一度も打っていない私は超絶健康です。もちろん帯状疱疹なんて出ないでしょう。いい加減西洋医学に依存するのは止めたらどうでしょうか? 自身の免疫力を鍛えましょうよ! もしも断食で思った効果が得られなかったとしても無料ですし、もし転写が治って健康になればそれを聞いた人は必ずあなたに感謝してくれるでしょう。そして健康になってその人がさらに別の接種者を救う。この連鎖が起これば、今のボロボロの日本から復活出来ると思いますよ。そしてこの先起こる参議院選挙であんなワ〇チンを勧めた自民には入れないでくれるでしょう。そんな積み重ねで改憲を阻止するしかないです。

 

戦争、行きたくないでしょ?

 

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そしてこの記事が広がればワ〇チン問題は解決に向かうのではと思うようになりました。ですので、明日20時から最近書いている小説を毎日投稿します。一応小説家らしいこともしなくては詐欺師になってしまいますから……

神真都Q リーダー逮捕

yomidr.yomiuri.co.jp

はあ~ 逮捕されてしまいました……正式に警察に認められたと言っていたデモだけやっていればよかったものを……これでワ〇チンを反対すること自体の行為すら評判が落ち、更に打つ人が増えてしまうかもしれません……イチベイいわくワ〇チンの事を説明しろと詰め寄ったそうです。しかし反ワクを激押ししておりますが、もう一つ改憲についても反対していることに関してはこのニュースでは語られていませんでした。ここが引っ掛かりました。

私は去年の7月くらいに初めてイチベイの生放送を見て、ああ、こういう組織もあるんだ。そして、その陰の組織の活躍で必ず世界が正しい方向に移行するとイチベイの話を聞いているだけで思い込んでしまっていました。恥ずかしい話ですが……一応推理小説を書いている私ですが全く疑う事もなく、そういう未知の世界があってもいいなと、言う事言う事全て信じていてまるで生まれたばかりの雛の様にイチベイの言う事は間違いないと心酔していたものです。都合の悪い事はみんなエリート達に隠されていて、私達の様な平民は、ずっと苦しい思いをさせられていて、その生活は実は間違っていた。

ネサラゲサラさえ来れば、毎月決まったお金が何もしなくても貰え、医療はメドベッドで医者が必要なくなり、フリーエネルギーも解放され、ガソリンも電気もガスも払う必要が無い! みんなもっと自由になれる! そういった事を無料で教えてくれている良い人だ! と、思い込んでしまいました。まあ毎日報道されるコロナのニュースに嫌気がさしていたのもあり毎日不安な日々だけどこんな所に一筋の光があったんだ! と毎日彼の放送を楽しみにしていたものです。辛い時だからこそ心を癒してくれるものが必要だったんだと思いました。こんなふうに逃げ道を探してしまった私を責められますか? 

イチベイは兎に角DSは追い詰められている。ほぼ勝っている。もう一息だ! を強調していました。更に、日本人にはYAP遺伝子があって、ほかの国の人達よりも優れていて、羨ましがられているとも言っていましたね。ずっとそういう事を聞いている内に洗脳されてしまったのかも? 自分には特別な力があるんだあとなんかとてもいい気持でした。そういう経緯があり放送が楽しみで、一日でも来ないと居ても立っても居られないってくらいまで依存していた時もありました。

ゴム人間(ゴムマスクを被って有名人に成りすましている人でルフィではありません)と言う存在を初めて知ったのはイチベイの放送が初めてで、芸能界はほとんどそういう人ばっかりだと言われ、俺はとんでもない事実を知ってしまったんだなあ……と、眠れなくなった記憶があります。

そんな放送を見続けていてそこからおみそん かめちゃん J☆ あおみえり あきらボーイ なると 馬面ビデオ 笹原さんの放送などの陰謀論と言われる放送も見るようになりました。その人たちはそろってもう勝利は確定しているを口をそろえて言います。ですが、1回目、2回目のワ〇チンは8割になり、3回目も5割。と、結局偉い人の思うとおりになってしまっています。

 

緊急放送が来るならさっさと来て3回目を止めてほしかったと思っていましたが今は来ないと確信しているので自分から動こうと眠い目をこすり記事作成しています。

 

私も社会人で6時くらいに帰宅し、本来真っ先にエルデンリングをプレイしたいんです。皆さんもやっていますか? 難しいけどこんなに面白いのは無いですよね。ですがその前にとりあえず書かなくてはと思い我慢しています。

 

話はずれましたがいつもの様に放送を見ていると、確か去年末でしたね。突然デモを起こすと話し始めました。

 

何に対してかと言うと緊急事態条項反対のデモを起こすと言う事でした。

これのヤバさはテレビで言わないから誰も分かりません。

イチベイは結果的に失敗してしまいましたが、これを止めるために逮捕されたと言う事です。押し入ってちょっと騒いだだけで逮捕。と、こんな国民に一切メリットの無い憲法改正を陰で進めている自民党。一体逮捕されるべきはどっちでしょうか? これが通ればもうデモなんか起こせもしないし、その場で処刑出来たり日本人も兵役を課せられる危険性まであるんです。

今まで打たないですんだワ〇チンも強制接種。地獄ですね。

このイチベイ逮捕のニュース一番に気付いたのはツイッターでした。その下にコメント欄がありますが、物凄い叩かれていました。擁護はほとんど無し……ちょっと悲しかったです。

しかしイチベイはそこまで有名な役者ではなかったのに、批判的なコメントを残していたアンチは彼の事をかなりよく知っている感じで叩いていました。

まるでずっと放送をかじりついて見ていた人が、手のひらを返して叩いていたって感じがしました。逮捕された結果起こってしまった信者の分断の修復は難しいでしょうね。

 

いま国民全員が条項を反対しなくてはいけない時期に来ているのに、こんな記事を書く事しか出来ない自分の無力さを痛感させられます。憲法改正に必要な賛成の任数が国会議員3分の2と、国民の半数が賛成する事で改憲できます。ところが……

www.sankei.com

このままでは本当に現実になる日も遠くないと思ってしまいます……

イチベイは放送で勝っているとしきりに言っていましたが、それは視聴者にデモを起こす気持ちを奮い立たせてほしくてそういう嘘を言ったのではないかと思っています。

普通に考えてお金も持っていて、TV、ラジオ、新聞などを操れる人達に勝っているとは本気で思えないんですよね。ですが、地下に住んで悪さをしているトカゲ(レプティリアン)は皇軍が始末した。だから後の残った地上はお前らデモで何とかしろ! と、架空の軍隊が頑張っているんだからお前たちも頑張らなきゃ駄目じゃない? と言う事で奮い立たせているのでしょうね。日本人ですからそういう事を言われてしまうとじゃあ頑張らなきゃいけないって使命感を持ってしまうのですが、ワ〇チン打ってしまった人は体調不良が続きまともに考える事も出来ないでしょうし、そんな状況で反対と言うアクションすら起こせないんじゃないかと思ってしまいます。実際は圧倒的に不利なんですよね。これは紛れもない事実です。私は色々見てきた末そう思っています。

 

ツイッターとかで光は勝利している。あと数日で緊急放送が来る。と言っているアカウントもそれをわかっていて、真実がお花畑の人たちにばれないように足止めしていると言った感じでしょうね。

 

一刻も早くそういうお花畑から抜け出し、自分で調べ本当の事を知り、その苦しい現状を納得した上で考えをシェアし本当に目覚めてほしいと思っています。

 

www.youtube.com

私は真実系の人の動画を見るのを止め、こういう動画で真実を知り覚悟しました。

この動画の内容、知らない人の方が多いと思います。テレビしか見ていないそういう人は初見だと思います。すごくショックかもしれない内容ですが、まず一番にそれをこの動画を通して知って下さい。この動画は信用できると私は思っています。真実系みたいに耳触りの良い事を言って現実から目を背けさせるような人達とは全く違います。実際はこういう世界を生きているんだ、と言う事をまず知り、そしてどうすればいいかをご自身の頭で考えて見て下さい。

 

rumble.com

そして、そのヒントとなる動画も一応張っておきます。

この動画も見てほしい動画です。結構長いですが是非見て下さい。

まずこの記事を見た皆さんが自分の頭で考え、シェアしてもよい内容だと感じたらシェアして下さい。まずは身近なところからお友達や家族と、余裕があればツイッターリツイートして下さっても嬉しいです。沢山の人がこの茶番に気付いてきていますが、私は小説家でそのツイッターのフォローをしている方々は小説を書いている方がほとんどです。なのでそういう事にはあまり気にせず自分の作品を書き続けている事と思います。

ただでさえ本業と掛け持ちで書いているならこんな世界の裏側の情報なんかに気にせず自分の作品を書き続けていきたいと言う気持ちも分からないでもないです。

ですが、もしこのまま最悪の結果になってしまい兵役とか国のやりたい放題になってしまったら小説を書く暇なんかありません。そして気付かない人はワ〇チンの副反応で弱っていって小説を読む気にもならない可能性も出てきます。既に1600人以上亡くなっていて、12人はすでに認められています。4000万は支払われていないそうですが……そして残ったのは国会議員とか役人、そしてワ〇チンの裏側を知っていながら接種を進めた医者、そして気付いてワ〇チンを打っていない人たちばかりになってしまう可能性も……結局そういう残った人にしか自分の作品は読んでもらえないことになるんです。そんな人たちばかりの世界で自分の作品を読んでほしいと思いますか? まあ気付いた人には見てもらえるからこのままでもいいやって思う方もいるかもしれませんが私はそんなのは嫌です。結局小説家だからこんな事を伝える必要なんかない。と言うわけではないと思います。

私の考えは間違っていますか? 一旦筆を置いて、この記事を広めるくらいの暇はあってもいいのではないでしょうか? もちろん自分の考えをブログで表現し伝えるでもいいですがそれも大変だと思うので、ご自身の考えとこの記事がほとんど合致しているのであればそのままこの記事を広げる方が楽だと思います。最終的に伝えるかどうかは見て下さってじっくり考えた末、広めてもいいやと感じたらでもいいです。私もデマを時間をかけて広めようなんて魂胆は全くないです。これは信じてほしいです。とにかく戦争に持っていきたいと思っている人たちの考えを何とかかわしながら広めて広めて広めまくって改憲を阻止しましょう! 

今一番大事な事

www.youtube.com

今更かもしれませんがYouTubeでこの動画を探したわけでなく、おすすめに出てきました。昨日の夜突然です。で、それを見てこの記事を作成するきっかけになりました。

今日は休みなので結構気合い入れて自分の作品を進めていこうと思ったのですが書く暇がないです……

www.youtube.com

この動画でもわかりやすく教えてくれています。

そして国会でもやっていますね

www.nicovideo.jp

少しずつですが広まっていっています。それでもまだまだ……政府はこの情報が出ていてもふてぶてしくワクワクキャンペーンなどと言う狂った企画を始めました。これはご存じかも知れませんが3回目を打った人を優遇するようなキャンペーンで、それを税金で行っています。とことんまで腐っていますね。そんなものに乗せられて3回目を打つのは控えるべきです。もちろんファイザーだから1291の副反応だろうけど、俺はモデルナだから安心だ! とは必ずしも言えないと思います。結局指示を出した人は同じなので安心できるとは思えません。作用機序が一緒ですから。

 

政府はこれを打つと人がどうなるかは熟知しています。表向きでは副反応についても対応していきます! と言っていても、心の底では副反応? いいえ。本反応で亡くなる事を喜んでいるんです。

人が減れば減るほど彼らにとって有益ですからね。

尾身会長はワ〇チンを打つことでオミクロン重症化予防効果は間違いなくあると言っていますが、それを接種することによる副反応も間違いなく絶対確実に必ず完全にあります。大げさではなくリスクとベネフィットの差がものすごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおくあるからです。

コロナは大したことは無い風邪のような物で、特にオミクロンは重症化はほとんどせず。それでも死亡者数が増えている事でもわかりますが、ワ〇チンの中にある1291の副反応を起こし得る成分のせいでいずれかの病気にかかり死んでしまいます。ゆっくり進行するので、亡くなった時には打った事をすでに忘れている筈です。

打ってしまった人は兎に角解毒です!

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もし解毒しなければこれだけの危険性が将来待っています。怖すぎる……これは簡潔にまとめただけでもっとあると思います良くこれが通りましたね……

解毒方法は前回の記事にも書きましたが、リンクを張っただけなので今回はしっかり書きます。

まずはイベルメクチンや松葉茶、緑茶などを飲む。亜鉛サプリメントを摂取する。

日光を浴びながら歩く。十分な睡眠をとり、くよくよしないでお笑い番組でも見て笑い、NK細胞を活性化させるなどなどです。とにかくジャンクフードと呼ばれるハンバーガーとかシェイクなんかは食べる事は出来ません。

もしそれで解毒は出来たとしても根治までには至らず、子どもが出来にくくなる危険性もあったり、半永久的にスパイクタンパクを作り出す体で生きる事に……ですがしっかり研究してくれていますので希望は捨てずに明るく生きてほしいです。

それにしても大した病気でもないコロナを9割予防する効果を得るために1291の副反応アリの毒液の3回目を打つことを。そして4,5,6回もありますよー。と、言われればずっと注入し続けるんですか? 政府は6回目の毒液を注文しているようですよ? 

因みに副反応がないと喜んでいる人もいるぞ! と言う方に教えておきますとあの毒液には何種類かあるんですね。生理食塩水とか無害なものも混ざっていて、濃度が高い物とかロットごとに分かれていて副反応が必ずしも起きないケースも用意し、出た人とそうでない人でも分断するんです。

色々考えていますね。DSと呼ばれる人は数は少ないけれどとても頭がいいんです。そして分断にはこういうのもあるんです。

Qアノンと言う組織があって、その組織は光の組織と言われていてワ〇チンは危険だと言っています。

その中には危険な成分が含まれていると教えてくれています。

それを世界に広めています。まあ、それはいい事だと思いますよね?

ですが、それは間違いないにしろ、それと同時に光の組織には米軍なんかよりも遥かに強い軍隊がいて、その軍隊で地下に住んでいるレプティリアンというトカゲ人間のような生物を始末してくれたんだよ! そいつらが子供をさらったりしているんだけど救ってくれたんだ! だの、世界緊急放送がもうすぐ来る! それさえ来れば今気づいていない人も全員目覚める。それが来ればみんな豊かに平等で暮らせフリーエネルギーも使い放題で病気や争いのない新地球に行けるんだと! と言うような内容も広めているんです。緊急放送に関しては去年の10月半ばには間違いなく来る! と言っていましたが、当然未だに来ていません。それでもずっと来る来る言っています。よく見るのは安心して心静かに待ちましょうとツイッターでフォロワーに常に語り続けているんです。そうです。本当の情報の中に、定かではない情報を混ぜているんです。その情報はどれもテレビや新聞では一切聞いたことのないような内容で、しかも聞いた人をワクワクさせてくれる様な非常に耳触りの良い希望に満ち溢れた内容です。そしてあたかも支配者層がもう既に光の組織の軍隊に追い詰められていて、もうすぐ奴隷の様な生活が終わるんだぁ! と言うような内容を多くつぶやいているんです。

そういう情報に触れると、自分はそんなすげえ秘密を握ってしまった特別な存在だ! と勘違いしてしまい、考える事を止めその人のツイートを待ちます。

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こういう情報を信じている人は、せいぜいそのツイートを引用リツイートするくらいで満足して待ち続けるでしょう。心静かにね……それがこの人の真の目的だと言う事を知らずに。だってそうじゃないですか? 確実に来るかもわからない情報を盲信してしまうんですね。故にそれを信じてしまった人は、自分から一切動かなくなってしまいます。これがもし本当ならいいです。私の手間も省けますし。ですがもしこれが真っ赤な嘘だったら? この情報を知っている人たちの大半? いいえ。ほぼ全員がワ〇チンの害毒が分かっている方々です。ですがそういう人ってさらに調べようとするんです。私もですけど。その理由はこれからワ〇チンの危険性をしっかりと知り合いに教えてあげるんだからしっかり勉強しておかないとと言う使命感からです。そして調べていく内にそういうつぶやきを偶然を見つけた瞬間にこう思うんです。

 

「ワ〇チンについて調べていたけど、裏ではこういう組織がいて秘密裏に活躍して下さっている! こりゃワ〇チンどころじゃあない! この方々達の事を広めなくては!」

 

と、目的がすり替わってしまうんですよ。これ、3か月くらい前までの私ですwお恥ずかしい……

で、結局その情報が、そのワ〇チンを何とか止めたいと動き出した人達の足止めになっていることになりませんかね? このワ〇チンは危険だと言う事を全く知らない人に説明するにはちゃんと勉強しないといけないな。と、ちょっとかじった人が陥ってしまう罠だと思います。その光の組織と名乗るアカウントはワ〇チンが毒と言う一本柱を有効活用し、それ以外のウソかも知れない情報も信じ込ませてしまうと言う事です。ワ〇チンの事は正しいんだから自分が知らなかっただけでこの情報も正しいんだ! と思い込んでしまいそれで頭を満たし、行動しようとした人達の動きを縛り、本来一番やらなくてはいけない事を考えさせないようにする。こういう効果があると私個人は考えています。

ワ〇チンの真実を知ってしまったか。じゃあその知ってしまったお前を始末しよう。じゃなくって巧みに誘導し言わせないようにしているんです。本当に頭がいいですよね? でもこんなこと偉そうに書いていますが、その直後に緊急放送がマジで来てしまったら笑ってください。それは反省しますまあ多分来ないと思っているだけで、来たらうれしいと思っていますし。

兎に角今一番伝えなければいけないことは、光の組織が裏で活躍してくれていると言う有耶無耶な情報をシェアするのではなく、ワ〇チンの毒を、既に陰謀論から現実になったその事実を、

 

【自分の口で自分の一番親しい人達に心を込めて伝えていく】

 

と言う事じゃないでしょうか? それをこのツイートを信じている方々は光の組織が何とかしてくれるー♪もう安心だあー♪と安心しきっています。現実問題そんな場合じゃないです。

ちょっと考えれば優先順位は分かる筈。ですがワ〇チンの毒の事を遥かに凌駕する情報を次々出されることで一番大事なことが消え、その嘘か本当かわからない情報が頭の中をクルクルクルクル回っていて安心しきってしまうと言う仕組みでしょう。自分にもそういう時期があったのでわかります。これでこの世界は安心だwwwって思っていた時がね。

ですが、色々な陰謀論系の動画を見まくって思ったのは、結局色々なニュースを出していて、自分のチャンネルを飽きてほしくないという魂胆が見えてしまったんです。もちろんワ〇チンの事も言いますよ? でもそれが終わったら機械的に別の話題をしれっと出しているんです。それを見て

 

「え? 今そんなこと言ってる場合じゃないでしょ?」 

 

と言う違和感を覚え、次第に陰謀論系の配信者に、誠実性を感じる事が出来なくなってしまったんです。その方たちは私なんかに比べ遥かに人に見られていて発信力は強い筈。ですから自分のチャンネルを維持する事よりも、今は、今だけは飽きられようが見限られようがそんな事お構いなしでワ〇チンに関する話題だけを発信し続ける必要があると思うんです。例えしつこいと言われようが他のニュースは後回しでいいから3回目をまだ打っていない人が今も6割くらい残っている時点では優先して止めるよう呼びかけなくてはいけないんです。まだ知らない人は山ほどいます。このままじゃワクワクキャンペーンに乗せられ3回目は当然として4回5回と盲目的に打ち続ける人が……

それに比例してシェディングも強くなります。もう満員電車なんか乗れませんよ

今できる事を見誤らないでほしいんです。もちろん緊急放送が来たら嬉しいですし

希望は持てます。ですが来ていません。去年の10月15に来るって言っていてもう半年です。それでも来ると信じている人が未だに居ます。

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どうでしょう? この方たちはワ〇チンの毒も気付いています。ですが、完全に他力本願でしょう? トランプならまだわかりますがプーチン? 習近平? 何を言っているんでしょうか? こういうのをお花畑状態と言うんじゃないでしょうか?

完全に足を止めて待っているだけ。それじゃあダメでしょ! で、引き延ばした結果、接種者を増やしただけ。政府がやろうとしていることは全て順調に進んでいます。

待っているだけでは何も起きないと言う事に気付き、行動しなくては駄目なんです! この足止めを振り切り行動していたらどれだけ接種者が下がったでしょう?

相当変わってくると思いますよ? 政府はQアノンと言う組織の存在を知っていても当然邪魔はしません。足止めしてくれていることを知っているからだと思います。

2回接種さえすればでコロナは終わると言っていたのに、いつの間にか3回目を打つのが当たり前にすり替えられている。そして2回打って3回目を打っていない人はそのキャンペーンに参加できないという差別的行為を私たちの税金を使い行っているわけです。もし去年10月に来ていれば死人だってこんなに出なかったはずです。色々証拠が出そろっていてもう準備万端と言っていました。でもやらないんです。去年末Qアノンの日本支部ヤマトQのリーダーイチベイは全国民の37%の人々が気付いたら緊急放送は来ると言っていました。これっておかしくないですか? 全く知らない人に気付いてもらうために緊急放送ってするんですよね? でも37%はヤマトQのメンバーで地道に伝えて言って37%にするんだの1点張りです。で、世界はもう終わっている。日本以外の国は37%達成したと言っていたんです。後は日本だけだと言う不自然さ。違和感ありまくりです。だって何でそんなことわかるんですか? 中国も37%気付いているんですか? 色々言論統制されている国ですよ? 地道に会話で気付かせた? 全く不明です。何をもってして気付いたと言えるのでしょう? 気付いたと言ったらカウントするんですか? それで信用してしまうんですか? 嘘を言ってる人もいるかもしれないですよ? まあこれを聞いてもう来ないなと確信しました。放送の意味がほとんどないと思ったからです。仮に本当に37%達成した後来るとしても残り63パー気付いていない人の中にはワ〇チンの中身を知っていて打った医者や国会議員もいるんですよ? だからその人たちを処刑してそのうえで37%の人が気付いたら来ると言っているんです。無理があると思います。そうやって引き延ばし引き延ばしで信者を獲得しているだけなんだと思いましたね。私がその緊急放送を実行できる権限を持っていたなら、いつまでも引き延ばしていないで多少前倒しにでもしていいからさっさと放送して被害を最小限までとどめると思います。権限欲しい

そして、確実に悪い方向に進んでいることを頭で考え、行動するしかないんです。そうしないといずれ脳が回らない人だらけになり、こういう理不尽な条項を通す事にも抵抗しなくなるでしょう

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自民党が今進めている緊急事態条項。これが通れば色々自由に政府が動けます。

たとえばワ〇チンを打っていない人も強制接種になるとかね……

そして一番下。97条はしっかりと消されてしまいます。これが通れば人権なんか侵され放題ですね。

この記事を見て危機感を感じ、もしも動けるなら動いてください。具体的にどうすれば? それはまずこの記事をそのままツイッターでもなんでもシェアしてくれればいいです。そして知り合いが近くにいるなら一緒に読んで知って欲しい。この記事の内容は恐らく間違いないと思っています。慎重に取捨選択していますがそのソース自体がでたらめの可能性もゼロではないです。ですが自分の頭で考え、これは正しい情報だ! と判断したら是非!! DS達は少数です。みんなが力を合わせ情報を共有し大きな波が起こればもしかしたら流れを変えられるかもしれません。意欲的に民衆を分断し、協力することを嫌っているから分断してくるんですから!!フランス 革命も王族を民衆が打倒したんです。情報を共有しあい一致団結し!

昔の人にも出来た事を今の人たちが出来ないなんてないでしょう? ツイッターとかでも情報を気軽にシェアできるんですし。ですから今一番大事な事は3回目を食い止め政府が実際行っていることをしっかりと伝える。そうすればそれに反対する人は、仲間はどんどん増える筈! 正しい情報=この時代における武器を装備した心強い仲間たちが。そしていつか今居座っている政治家を一新し、本当に日本の為に動いてくれる政治家を選びましょうよ!

 

そうすれば私も安心して小説が書けるってもんです。テレビの情報は逆指標位に捉え正しい情報シェアをしていきましょう! 動けるときに動くんですよ!!

接種者と非接種者の使命

こんにちは。ワ〇チン3回目がどんどん進んできましてそれに比例して体調不良を訴える人が増えてきていますね。

2億回打って死亡者0と言っていたあの頃が懐かしいです。

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これは有名な動画ですね。はじめしゃちょーとブロックデマ太郎の動画です。

蓋を開けてみればもう1500人は亡くなりくなっていますが……まあ国は認めていないけど……

当時、このデマ野郎の言葉にどれだけの方が安堵を覚え、自分で調べもせずにホイホイと打ってしまったか? この影響は計り知れないです。超大物ユーチューバーとのコラボ=そのユーチューバーが好きならば、彼らは好意的に受け止める筈です。大勢のファンの目に無責任に

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リアルタイムで亡くなっています。亡くなる直前のツイートでしょう。そしてその妻の旦那が訃報報告……ツイッターでしか伝える事が出来ない……仮に河野に副反応が苦しいと言ってもブロックされるだけ

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こんな対応あり得ますか? せめて心配ありません! 治ります位の返事は言ってもいいのに問答無用でブロックです。この男、人の心を持っているのか?
信憑性のない情報を伝えるために意図的にコラボした……このブロックデマ太郎の罪大きい。こいつは大量殺人犯と言っても過言ではないでしょう。まだ治験中の未知数の物を死亡者0と言い切ったんですからね。

そして、現在日本で100000000人ほどが2回目を接種し終え、3回目もその4割が接種済み。そしてそれだけ打ったなら普通に考えれば健康な人が増えて来る筈だという矢先にこれです

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細かくて読みにくかったらすみません。要するに火葬場を増やす計画です。

今流行りのオミクロンは、重症化しないと言われています。なのに、死者が増えるとは考えにくいです。
これが出されたタイミングが岸田が3回目を1日あたり100万回接種の目標を掲げた頃の事務通達だから、ワ〇チン接種を推奨しておきながら、一方でこの通達を出している厚労省?? この不自然さ。どう思われますか? 自身の頭で考えて見て下さい。

因みにかなり古い物でも摂取できるように賞味期限を延ばしています。手書きで……

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なんかせこいですね。賞味期限切れたならもう打たずに捨てろ!!

そういえばファイザーが約一月前の3月5日にワ〇チンに1291の副反応があると発表しました。

知っている人は少ないでしょうね。テレビで言わないですから。

これは本来みんなに打つ前に国が絶対に絶対にゼッッッッッタイに発表するべき内容ですよね?。それで打つかどうかを判断する。それが普通です。

因みに1291の副反応があるけどコロナには超強いんだ! と言われて皆さん打ちますか? 絶対打たないですよね? その副反応の中にはあの1型糖尿病とかもあるんですよ? インスリンを注射し続けないと言われているあの病です。それだけでもデメリットの方がベネフィットを遥かに上回っています。そんなのがあと1290あるんですよ? ですがファイザーはこの事実を発表しろと言われた時なんて言ったと思います? こうです! 

45万ページの膨大な量だから75年かけて少しずつ開示していく。

と、ほざいていました。馬鹿は休み休みに言え! それが却下され今に至る訳です。ファイザーが渋々命令されて出したデータ。これほど信憑性が高い物はないのではないでしょうか?

ikenori.com

これをどう思うでしょう? 信じられないと思いますがファイザー本社の真実のデータです。これを見ても陰謀論だとかデマだとか言っている暇はありません。公式のデータです。そろそろ目覚めて下さい!

タイトルの事についてそろそろ話しましょう。私を含む非接種者の使命は、これからもそのまま非接種を継続しなくてはいけません。いかなる同調圧力をも跳ね退け、ノーを言い続ける。毒を入れられるなんてゴメンです。でもこれが意志の弱い方であると貫き通せない。それでも断固断り続ける。これを頭に入れて下さい! しかしそれだけでは足りません。周りの接種者の吐く息にも注意する必要があるのです。シェディングですね。接種者に囲まれると気分が悪くなると言った健康被害です。接種者の吐く息を吸う、更には皮膚同士で接触するだけでも気分が悪くなると言う事です。もし接種者に囲まれた場合はスパイクタンパクが体内に入ってくるので解毒をする必要があります。そうです。打っていないからと安心できません。もし自分は打ってなくても恋人が打ってしまった場合もいちゃつくことすら出来ません。悲しいですが……残された非接種者は常に周りを気を付けながら生きていかなくてはいけません。何せ8割が打っていますから……そして怪我もできません。出血多量で輸血が必要な場合にもしも接種者の血を輸血されれば打っていないのに接種者と同じになってしまいます。怖すぎます。

まるでバイオハザードかドラキュラの世界に入った気分……非接種者が接種者に近づいたら接種者に……そんな非現実的なことが今起こっています。

新型コロナが始まった頃に出された三密は今こそ守らないといけないと言う事

です。未知のウイルス感染を予防するためではなく接種者全員が非接種者に悪影響を及ぼしてしまうから……

5チャンネルのワクチンスレなんかを見ていると接種者なんかもう見捨てろ! 

見たいな非接種者もいます。自分は選ばれし存在で打った奴は全員馬鹿みたいなね。

私はそういう心の狭い人間には絶対になりたくないです。可能な限りシェアしていきたいです。打ちたくなくても打たされた人もいるんですから。シェアしても信じてくれない人もいますけど根気よく伝えていきます。まあ接種済みの方を説得するのは非常にムズイ。何せ自分の意志で打ったと思い込んでいる人がほとんどですからね。でも非接種者は、3回目は打つな! とかテレビを信じるな! とかこのブログを見せるなり色々シェアし続けて下さい。協力して下さいお願いします!!

 

そして接種者の使命は、3回目以降は打たない。解毒する。そしてもし非接種者に近づく場合は、できるだけ解毒が進んだ状態になってから、そして今やられた理不尽なことに対し怒る事です。

接種した事で体の中でスパイクタンパクを生成する体に変えられてしまった事。

それを周りにまき散らす体になってしまった事皮膚接触だけでも移ります。

そして遺伝子の組み換えが起こり、正常に子孫が残せない危険性。

これは調べて驚いだんですが、接種者は遺伝子組み換えが体内で行われているために接種した方の遺伝子情報は元の遺伝子ではなくなってしまっているんです。故に妊娠して赤ちゃんが生まれたとしても正常な子供ではなく、例えば腕が三本だったり、頭が二つの子供が生まれる危険性もあるんです。更には正常に生まれたとしても生殖機能がない子供が出来る可能性もあります。ワクチンの成分は子宮に留まることがデータで出ています。スパイクタンパクは受精卵をあのトゲトゲで攻撃する訳ですね。怖いです。これはこれから先に起こり得る事で断言はできませんが、どこか欠損している赤ちゃんが増える危険性は十分にあります。当然接種者の父と非接種者の母で作ってもそうなる危険性があります。

これはレオポンなどで例えると分かりやすいかもしれません。

レオポンはライオンと豹の子です。他にも合鴨(アヒルマガモの交配種)は次世代を作れないのです。合鴨はトリビアの泉で見ましたが、役目を終えたら子供が残せないのですべて飼い主に食べられてしまいます。「カモーン」と、飼い主が呼んだらみんな集まってきます。そういう風に躾けられています。そして集まった合鴨の一羽を飼い主が鷲摑みにして厨房へ去っていきました。その時の衝撃は今でも残っています。雑談を挟みましたが、正常な遺伝子同士でなければ奇形が生まれるのです。異種交配は続かないと言う事です。テリーのワンダーランドでは色々なモンスター同士で配合して世代をつなげる事が出来ますが、実際はそうはいかないと言う事ですね。厳しい事を言うと、もう接種者は人間ではなく

 

人に似た何か

 

なんです。だから接種者同士では人間が生まれる可能性は低いんです。こんな状態にされても誰一人気付いては居ないでしょう。

ですが緩やかに変わっています。

 

そして何もしなければ2年後には全身がスパイクタンパクなどでダメージを受け、死に至る可能性があります。

これは政府マスコミそして企業もタッグを組んだ大量殺人です。遅効性の毒を政治家、タレント、お金、ありとあらゆるものを使い大勢の方々の体に入れるという前代未聞の事が現在進行形で行われています。許せないです。

ですが、始まってから2年の月日が流れ、先人が打って受けたデータのお陰でかなり正確にワ〇チンの事が分かってきたからここまで書けるのです。その命を懸け伝えてくれた事実を受け止め無駄にしてはいけないと思います。

もし接種済みの方が接種前の血液検査のデータがもしあるなら今もう一度検査しそれと比べて見て下さい色々変わっているかもしれません。

証拠にもなります。これが集まれば恐らく武器になるかも

ですがあちら側にも言い分があります。これです。

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ああ……なんてかわいそう……じゃあ打ってあげますか! ってなりますか?

このために必死に打て打て行ってるんです。

皆さんの命は二の次。自分の立場が最優先……許せない!

在庫を抱えてしまい期限までに消費しないと違約金を払う事になるそうで必死なんです。

そして接種者さんはコロナウイルスにかかった場合人に移す危険性があると刷り込まれれば自己犠牲の優しさに付け込まれありえない成分を打つしかないでしょう。そして子供にも打とうとしています。この不自然すぎる事に対し、怒りの声を上げるべきです。

全ては政府もわかっています。これから沢山人が死ぬ事を……だから火葬場を増やしている。なので打ってしまった皆さんは兎に角動けなくなる前に解毒して下さい。

今はまだ健康だと思っていても徐々に蝕まれています。ですが突然死んでしまう可能性があるんです。体の中にあるスパイクタンパクを抗酸化作用の高い食事で減らし生き延びる事です。絶望せず生き延びるんです! 2~3年経てばその組み換えに関しての根治が出来るかもしれないと言う可能性もあります。それに賭け、明るく生きて下さい。

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(15分動画)ワクチンを打った人に希望はある

こういう動画もあります希望は捨てないで下さい!!!!!!

 

そしてワクチンの解毒方法を張っておきます。

https://www.aboutnursingschools.com/detoxification/

 

hanwakukikin.jp

そしてこういう動きも出てきています。このリンク先から飛んでよく見て下さい

岸田内閣を訴えると言った内容の文書ですね。彼らは犯罪者です。基本的人権を完全に無視し、善良な人の自由な生活を奪うだけでなく健康も、そしてその人たちから生まれてくるはずの新たな命さえも奪うんです。こんな人たちに国を任せては居られません

応援しましょう。

最後に私もこんな時代になってしまい心が落ち込んでいます。で、癒しとして寝る前にちょうどやっている生放送を見ています。ここのリスナーは既に気付いている人ばかりで質の高い情報をコメントで無料でシェアしてくれていますそれでも鵜吞みにするのは駄目ですけど

 

www.youtube.com

もし時間があるなら一緒に見ましょう。辛い時代だけど頑張れる気持ちになれる放送です。

私が言える事はここまでです。かなりの情報量で、書くのにも8時間位掛かっています。私のこの思い伝わってくれると嬉しい。この情報がすべてデマなのか? それとも真実が混ざっているのか? その頭で考えて下さい。ぶっちゃけると私は小説家です。本来暇な時間は小説を書きたいんです。でもそれを中断してでも伝えなきゃと自分の中で変化があったんです。このままじゃいけないって気持ちが。せっかく小説を書いたのに読んでくれる人がどんどん死んじゃったら書く意味も薄くなっちゃう。

薄っぺらい動機かも知れないかもしれないけど皆さんに生きていてほしい本当の本当の本当です! こんな理不尽な殺され方はあり得ない。

これを計画している人もちょっと人口が多すぎるんで少子化と節電と小食でお願いしますって本当の事を言えばいいのに、こんなやり方でこっそりと減らすのは絶対にダメだと思います。

後は自身でしっかりと情報を取り、接種者非接種者仲違いする事無く共に生き延びていきましょう! では失礼します。